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明未、初のレコーディング(明未の視点)

2024/11/8(金)


 午後4時過ぎ、わたしは学校から帰って来て、お父さんがまだ仕事から帰って来ず、お母さんは買い物で、智枝は友達の家に遊びに行ってる。ボイトレをやるには絶好のタイミングだ。そう思って桂お兄ちゃんから貰ったボイトレ本の切れ端を参考に発声練習をする。


 約5分後、「バタン!」と玄関のドアが乱暴に開いた音がして、すぐさまわたしの部屋のドアも乱暴に開かれ、まだ仕事中の筈のお父さんが「何大声出してんだ!」と物凄い剣幕で詰め寄って来た。


「えっ!、まだ仕事中じゃ?。それに車の音もしなかったしーー」


「今日は棚卸しだから早く終わったんだ!」と言いながらわたしの頬をビンタした。「バチン!」という音が部屋中に響き、瞬間わたしは左頬に激痛が走りながらその場に倒れ込んだ。


「車は車検に出してて、職場の後輩に送って貰ったんだ!。いつもより早く帰って来てみたら、こんな近所迷惑な事しやがって!」と言いながらわたしを蹴って来たので、慌てて背中を丸めながら「ごめんなさい、ぶたないで!」と懇願しながら約1分間耐えた、その1分がわたしにはまるで1時間以上に感じた…。


 お父さんは憂さが晴れたのか?、舌打ちしながら部屋を出て行った。わたしは心身共に傷だらけになりながら部屋の中で蹲る事、数分後。


(コンコン)


 窓の外からノックする音が聞こえた。わたしは恐る恐る障子を開けると、そこにはあびるお姉ちゃんが何か入ってるビニール袋を持ちながら「やっほ~いめいみん♪、ってどしたの?、そんなにボロボロになって…。」


「あ、あびるお姉ちゃん…。」と言うや否や「待って、今そっちに行くから。これ持ってて」とわたしにビニール袋を渡し、窓の下の方に手を掛け、登って来てサンダルを脱いだ。


「その様子だと、又お父さんにぶたれたんだね?」と言いながら優しくそっと抱きしめてくれた。わたしはあびるお姉ちゃんの胸の中で思いっ切り泣いた。「ほんっと、酷い事をするお父さんだね~…。」と言いながらわたしの頭を撫でてくれた。


 約1分後、あびるお姉ちゃんから「少しは落ち着いた?」と聞かれ、「…うん。」と答えると「良かった。差し入れ持って来たけど、食べれそう?」


 あびるお姉ちゃんはそう言いながらビニール袋を渡されるとその中には、ほうじ茶入りのペットボトルと、海苔で巻いた野沢菜おにぎり、卵焼き、ウインナーが入ってた。食べ物系はどれも出来立てで温かかった。


「わたしの為にわざわざ作ってくれたの?、有り難う。早速食べても良い?」


 あびるお姉ちゃんが頷くとすぐさま、わたしは速攻で頂いた。更に「食べ終える迄、傍に居させて…。」と食べてるわたしの隣りに座りながら寄り添ってくれた。


 約10分後、食べ終えたわたしは「ごちそうさま、今迄で1番美味しいご馳走だったよ」と心からの感謝の言葉を伝えるとあびるお姉ちゃんは「ホント?、そう言って貰えるとあーしも頑張って作った甲斐があったよ~♪。じゃ、あーし帰るから!」と言ってゴミを持ち帰り、窓から出て行った…。


2024/11/9(土)


「んでよ修蔵、こないだヅラ男と再会して、俺の自慢の愛娘に曲作らせてるんだ今」

「お前相変わらずだな~」

「んだぞおめえ」

「何言ってるの?、あたし達の役に立てるんだからヅラ男君も嬉しい筈よ」


 午後3時頃にお客さんが来て、お父さん、お母さん、お客さん2人、計4人で玄関の中、同時にわたしの部屋の真ん前で駄弁っていて、それに約1時間耐えてるけど、1時間以上に長く感じた。まして大好きな桂お兄ちゃんの悪口を言ってるから尚更だ…。わたしはあびるお姉ちゃん家に避難したいけど、出た所で又お父さんから『出て来んな!』って怒鳴られるかと思うと、足が竦んでしまった。そんな中…。


(コンコン)


 窓の外から昨日同様、ノックする音が聞こえた。わたしは恐る恐る障子を開けると、そこには蒼絵お姉ちゃんが何か入ってるビニール袋を持ちながら「よっ、メミー!。そっち行っても良いか?」と聞いて来た。


 わたしは「あ、蒼絵お姉ちゃん!?。う、うん、良いけど…。」と驚きつつそう答えると、あびるお姉ちゃん同様にわたしにビニール袋を渡し、窓の下の方に手を掛け、登って来てサンダルを脱いだ。


「何だ?、部屋の向こうがやけにうるせえな」と尋ねる蒼絵お姉ちゃんに事情を説明すると。


「マジかよ!、これにずっと耐えてんだろ?。てかあいつら、玄関の中にすぐドアあるのに、大声出したらその部屋の人が迷惑するって解んねえのかよ、大の大人が。アタシが注意して来てやる!」


 わたしはと咄嗟に小声で「待って!」と言いながら蒼絵お姉ちゃんの腕を掴み、「そんな事したらわたし、後でお父さんに又大激怒されるよ、この部屋に入った蒼絵お姉ちゃんも一緒に!」


 冷静になった蒼絵お姉ちゃんがわたしの隣りに座りながら「ほんっと、どうしようもねえ奴等だぜ、全く…。あいつらが帰る迄、●ルク一緒に聴くか?」と尋ねた。


「うん。蒼絵お姉ちゃんがどんな音楽が好きか聴いてみたかったんだ!」


 わたしがそう答えると蒼絵お姉ちゃんは、ハンカチでイヤホンの汚れを軽く拭き取り、わたしの耳に入れてくれた。蒼絵お姉ちゃんは更にビニール袋を持ちながらこう尋ねて来た。


「良かったら食うか?、アタシ姉貴と違って料理あんま得意じゃねえからこんなモンしかご馳走出来ねえけど…。」と言いながらハンバーガーとコーラが入ったペットボトルを見せて来た。


「ううん、全然嬉しいよ。頂きます」と言って先にコーラを飲もうとすると、ペットボトルが2本共開いてる事に気付き、その事を尋ねると。


「だって炭酸飲料開けるともしかしたら零れて畳が汚れるかも知れねえだろ?。そしたらあいつらの事だから絶対メミーに大激怒するだろ?。それに蓋を開けたらその音に気付いて、家族の誰かが怒鳴り込んで来るかも知れねえ、って思ったから敢えて開けといたんだ。まして今、お客さん来てるから尚更、と思って。見慣れねえ車もあったし…。」と答えた。


「そこ迄わたしの事を考えてくれてたんだ、本当に有り難う…。」わたしは感極まって蒼絵お姉ちゃんの胸の中で声を押し殺して泣いた。


 約1分後、「少しは落ち着いたか?」蒼絵お姉ちゃんの問いにわたしは頷くと「んじゃ食うか?、アタシも腹減ったし」と言ってすぐさま、わたし達は一緒にハンバーガーを食べた。こうして大好きな人と一緒に食べるハンバーガーとコーラも又、格別だった。


「ご馳走様、美味しかったよ。」とわたしが感謝の意を伝えると、「姉貴の手料理には到底及ばねえけどな。それよりあいつらが帰る迄、一緒にラ●クでも聴こうや」と言ってくれて、わたしはご厚意に甘えさせて貰った。蒼絵お姉ちゃんが来てから約1時間後…。


「んじゃ俺、そろそろ帰っから。あんま智加ちゃんの事いじめんなよ?」

「んだぞおめえ」

「いいんだよ、あんなドン臭え役立たず、愛娘なんかじゃねえし」

「んじゃ気を付けて帰ってね、修蔵君、半田君」


 と言って彼等が帰って行き、気配が無くなったのを確認してから「漸く帰りやがったか。てか国太の野郎、メミーの事そんな風に言わなくても良いのに…。」と言い出した。


「別に気にしてないよ、いつもの事だから…。」とわたしが言うと「マジかよ?。早くあいつらから自立出来るようにお互い頑張ろうな。じゃ、アタシも帰るから」と言って蒼絵お姉ちゃんは、ゴミを持ち帰り、窓から出て行った…。


2024/11/10(日)PM2:00


 今日は午後1時頃から、お母さんの姉夫婦とその娘『長田おさだ家』が来ていた。わたしは毎度の如くお父さんから『茶の間には絶対来んなよ!』と釘を刺され、絶賛待機中だ、そんな中。


(コンコン)


 窓の外からノックする音が聞こえた。わたしは恐る恐る障子を開けると、そこにはあびるお姉ちゃんが何か入ってるビニール袋を持ちながら「やっほーいめいみん、又来たよ~♪」と言うや否や「待って、今そっちに行くから。これ持ってて」と前回同様、わたしにビニール袋を渡し、窓の下の方に手を掛け、登って来てサンダルを脱いだ。


「どしためいみん、又お父さんから何か理不尽な事で怒鳴られた?」


 わたしは事情を説明すると、あびるお姉ちゃんが、「相変わらず酷い人達だねえ…。そうだ、チョコケーキ作ったんだけど、食べる?」と言ってビニール袋を開くとそこには、ミルクティーの入ったペットボトルと、出来立ての美味しそうな良い匂いのする、少し形の崩れたチョコケーキが入ってた。


「いつも有り難う、あびるお姉ちゃん。早速食べても良い?」


「どうぞどうぞ」とあびるお姉ちゃんが言い終えてすぐさま食べ始めて、ミルクティーを飲みながら速攻で平らげた。そのせいか?、チョコが口の周りに付いてしまったので、トイレに行きつつ顔を拭いて来る事にした。


「チョコ付いちゃったから、顔拭いて来るね。ついでにトイレにも言って来るから」と言うと、あびるお姉ちゃんが「おお行ってらっしゃ~い。気を付けてね、色んな意味で!」


 わたしはあびるお姉ちゃんを見送りながら部屋を出てすぐさま、お母さんの姉夫婦の娘で、同い年の従姉妹、刈菜と鉢合わす。わたしの顔を見ながら、刈菜がこう言い出した。


「ぷぷぷ。口の周りにチョコ付けてんだか、子供みたい」


 その言葉に、ぬるま湯入ってる状態の中、いきなり冷水をぶっかけられるような不快感に苛まれた。


「どうしてそんな事言うの?」とわたしが反論すると、刈菜はニヤニヤしながら「何ムキになってんだか、益々子供みたい!」


「何騒いでんだ?」とお父さんが茶の間から現れた。すぐさま刈菜が「あ、国太おんちゃん、智加があたしに因縁付けて来るんだよ」と嘘を付いて来た。


「因縁なんか付けてないです、私の顔を見て『子供みたい』と言って来たんですよ」


「智加ちゃん、駄目だよそんな嘘ついちゃ」と刈菜のお母さん、こと久子さんがわたしが嘘を付いてると決め付けて来た。更に父親の常司さんが「そうだぞ、俺の自慢の娘がそんな事言う訳無いだろ?」と刈菜の言う事を鵜呑みにして来た。「本当なんですってば!」とわたしが言うとすぐさま。


「ダーン!」


 お父さんが壁を殴り出し、「ブン殴られたくなかったらさっさと部屋に行ってろ!」と怒鳴って来た。わたしは仕方なく部屋に戻ると、あびるお姉ちゃんが。


「めいみん、話は聞いてたよ。これを皆の前で再生して来なよ。再生ボタンを押すとすぐ音声が流れるから。証拠があれば、幾らあいつらでも流石にめいみんの事信用するでしょ?」と言いながら、ボイスレコーダーを渡してくれた。


 約1分後、わたしはトイレに行って顔を拭き、改めて皆が居る茶の間に、一度深呼吸してから意を決して入って行った。「何で入って来るんだ!?」というお父さんを無視してこう切り出す。


「証拠があれば信じてくれるんですよね?」と言いながら、皆の前でボイスレコーダーを再生させる。すると、わたしがさっき部屋から出た直後のやりとりの音声が流れた。それを聞いた刈菜が狼狽え出した。


「刈菜、どういう事?。悪口なんか言ってないんじゃなかったの!」


 久子さんがそう質問すると、刈菜は明らかに動揺していた。が、すぐさま情司さんが。


「母さん、何かの間違いだ。きっと音声を加工したんだよ、最近は技術の進歩が凄いから。でなければ俺刈菜がこんな事言う訳無いだろ?」


 と言うとすぐさまお父さんがボイスレコーダーを取り上げて、なんとボイスレコーダーを握り潰して返した。


「こうなりたくなかったらさっさと部屋に戻ってろ!」


 わたしが「そんな…。」と言いながら力無く項垂れ、部屋に戻ってあびるお姉ちゃんに事情を説明した。


「ごめんなさい、あびるお姉ちゃんのボイスレコーダーを…。」と心から謝罪すると、


「あーしはめいみんが無事ならそれで良いよ。それより、あーしこそごめんね、ハンカチ忘れたせいでこんな事になって。てかあいつらに踵落とし喰らわせてやりたい気分だよ…。」と言いながらそっと優しく抱きしめてくれた。壊れたボイスレコーダーが、今のわたしの心の状態をそのもののようで、とても痛々しかった…。


2024/11/15(金)


 その日の夜、あびるお姉ちゃんがわたしの部屋の窓をノックして「やっほ~い、めいみん。家庭科の授業でクッキー作ったんだけどどう?、紅茶もあるよ~♪」と持って来てくれた。わたしは感謝の言葉を伝えながら伝えると、あびるお姉ちゃんが。


「そうそうずらっちが『めいみんの曲出来たから明日の午後1時に、前回と同じスタジオでレコーディング出来そう?』ってさっきLUINE来たんだけどどう?」と聞かれ、「本当?、OKって伝えといて!」と言うと「了解、そう伝えとくから!」と言って、そのまま帰って行った。


(どんな曲になるんだろう?、明日が楽しみだな~…。)


2024/11/16(土)


 わたしはお昼ご飯を急いで食べて、あびるお姉ちゃん達と一緒に氷の里ホールに行くと、桂お兄ちゃんと、初お姉ちゃん、ざくろお姉ちゃんが待っていてくれてた。瑠実お姉ちゃんは具合悪くて来れないみたい…。


「遅くなってごめん皆!」と言うと桂お兄ちゃんが「こっちこそ曲の完成が遅くなってごめんな。夕べ漸く完成したぞ。早速スタジオに行こう!、早く聞きたいだろうから」と言うと。


「聴きたい!、わたしのオリジナル曲!」

「くくく、我のライバルがどんな曲を歌うか楽しみな事だ」

「瑠実お姉様の言う通りですわ!」


 こんな感じで皆それぞれ答えて、スタジオに入って出来立てほやほやの新曲を聞くと。


 「素敵!。これが、わたしの曲になるんだ…。」と心底感動した。


 そしてレコーディングも滞りなく終わり、不安そうに「ど、どうかな…。」と尋ねると、あびるお姉ちゃんが両手を胸元で組みながら「凄いよめいみん。あーし感動しちゃった!」と涙していた。


「あびるお姉様の言う通りですわ!」と初お姉ちゃんも同調し、蒼絵お姉ちゃんもすぐさま「確かに、メミーの想いがダイレクトに伝わって来たぜ!」と続けた。


「後はこの曲を編集して、MyTubeやニッコリ動画にアップするぞ!、あと各種ストリーミングサービスにも。これでレコーディングは終わりだ!。さあ皆、今日はイーオンモール内のフードコートで食べよう、勿論俺の奢りだ!」と言うと、わたしを含め皆大喜びし、前回同様にそこでもご馳走に舌鼓みして、皆それぞれ帰って行った…。


 午後5時頃、あびるお姉ちゃんがわたしの家の少し前迄送ってくれて、わたしが家の敷地内に入った瞬間、誰かとぶつかった。わたしは敷地内の前で軽く吹っ飛んだ。相手の男性は、身長は桂お兄ちゃんより少し大きい位で同年代くらいだった。又お父さんのお客さんなのかな?


「痛って~…。」と言いながらその男性が右の太ももをさすってると、玄関先に居たお父さんが「金谷に何してくれてんだこの野郎!」と怒鳴りながらすっ飛んで来て、叩こうとした。咄嗟に「ごめんなさい!」と言いながら両手で顔を守るように構えたら、寸での所であびるお姉ちゃんがわたしを抱きしめながら身を盾にして庇ってくれた。


「どけあびる、邪魔すんな!」とお父さんはあびるお姉ちゃんを、殴ったり蹴ったりしながら暴言を吐き続けた。


「お父さん、助けなくて良いの?」と金谷さんの奥さんがそう聞くと「無理だ、俺に国太を止められる訳無い!」と両手を振りながら断った。確かに、身長170代前半で中肉中背の金谷さんでは、183cmで筋骨隆々のお父さんを止めるのは無理そうだ…。


 金谷さんの息子さんも「お父さん、早く帰ろう」と言うとすぐさま金谷さんの娘さんも「あたしも早く帰りたい。それに国太さん、何か怖い…。」と言った。その気持ち、よ~く解るよ…。


「そうだな。じゃ、じゃあ国太、俺ら帰っから…。」と金谷さんがそう言いながら家族全員車に乗ると、お父さんはあびるお姉ちゃんの背中を蹴りながら「金谷、この事誰にも言うなよ!。でないとどうなるか解ってるよな?」と釘刺した。金谷さん達は了承つつ、バツが悪そうに帰って行った…。


 約1分後、お父さんも「おめえもこの事、誰にも言うなよ!、でないと後で智加がどうなるか解ってるよな?、あびる!」と言うとすかさず智枝も「んだぞおめえ、このあひる!」と言いながら家の中に入って行った。


「ごめんなさいあびるお姉ちゃん、私のせいで…。」わたしが泣きながら謝ると、あびるお姉ちゃんは「大丈夫だよ。むしろめいみんと同じ体験が出来て嬉しいよ…。」と言ってくれたけど…。


「兎に角一旦家に帰ろう。歩ける?」と言うとあびるお姉ちゃんは「肩貸してくれると助かるよ…。」と言われたので、わたしは肩を貸しながらあびるお姉ちゃん家に行くと、蒼絵お姉ちゃんが出た。


「姉貴、ってどうした!?」明らかに驚いていた。わたしは事情を説明し、すぐさま手当てを始めた。


「姉貴、無茶し過ぎ」と蒼絵お姉ちゃんが言うと、わたしはすかさず「ゴメン、わたしのせいだよ…。」と言うとあびるお姉ちゃんが「違うよ、全部国太達が悪いんだよ、痛てて!。それより、めいみんがあいつらから1日でも早く解放される為にも、一緒に音楽活動頑張ろう!」と言ってくれた、本当に頑張らないと…。

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