日常No.5
なかなか筆が進まず投稿が遅れましたこと謹んでお詫びいたします。
「人だーーーーーー!!」
やった!
やっと、
やっと人に巡り会えた!
初めに水場を探そうとして正解だった
えーっと
まず、リスポーン地点(?)にヒントがないか探しに行って
めっちゃ強いメカウサギに会って
逃げて、
オークに会って
水場を探そうとしたら人に会えた
ひょっとしてやっぱり私って運がいい?
「お嬢さん」
「おーい」
いや、この世界に来てからの事考えてもそんな事ないよね、、、、
「お嬢さーん?」
「は、はい?」
いけないいけない
完全に意識が自分の世界にいっちゃってた。
「お嬢さんは何処から来たのですか?」
「あ、えっと、日本から来ました」
「ニホン?そんなとこあったっけ?」
「わかんね」
「でもまあ、見た目から察するに東方民族だろ」
「そうなんじゃね?知らんけど」
そうだった
ここじゃニホンって言っても
通じないんだった。
「お嬢さんはここが何処かわかるか?」
「わかんないです。」
「ここはな、アルヒっつう小さな村だ。」
きたー!
私ののんびり生活の第一歩は
のどかな村で生活する事!
ピッタリだ。
「お嬢さん、夜ももう近いがいくあてはあるのかい?」
「ないです。」
「お金は?」
「ないです。」
少しの沈黙の間が場を支配した。
どうしよう、
私にどう反応しろと?
「フォレス、どうする?村長はもう寝てるだろ?」
「そうだな、村長異常に朝早くて異常に寝る時間も早いもんな」
「グディア、念のため聞きにいってきてくれるか?」
「わかった。」
そして片方の門番らしき人物が囲いの中へ走っていった。
私ともう一人だけになった。
、、、、、、、、、、、、、、、
どうしよう
話題が一切ないから
ものすっごく気まずい。
とにかく何か話題を、、、
「・・・自己紹介、しましょうか?」
「え?あ、はい。」
いきなり声をかけられてびっくりした。
「お嬢さんから、、と言うわけにもいきませんので言い出しっぺの私から。」
「私の名前はフォレース。門番をやってるしがない村人だ。」
「みんなにはフォレスと呼ばれている。」
詳細は鑑定で。
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名前:フォレース
種族:ヒューム
年齢:25歳
状態:生者
Lv.21
HP:3100/3100
MP:700
攻撃力:52
耐性:64
腕力:74
精神力:42
敏捷:42
器用:65
運:25
スキル: 槍術(Lv.16) 裁縫(Lv.35) 頑丈
称号: 村の門番 弟
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へー
レベルはさっきのオークよりは高いな
あと裁縫ね
以外
あと、、弟?
誰のだろうすごく気になる。
「お嬢さんは?」
「あ、え?わ、私ですか?」
「はいそうですよ?」
「私は白木空と言います。」
少し間があった後
「もしかしてファーストネームが空でラストネームが白木ですか?」
と聞かれた。
「そうですけど?」
やはり東方民族か、
と聞こえたような気がしたが
気にしても仕方ないだろう。
そしてしばらくすると
少し遠くから声が聞こえてきた。
どうやらもう一人の門番らしき人が戻ってきたようだ。
「フォレス、やっぱダメだった。」
「やっぱり寝ていたか。」
「ああ、」
「彼女の処遇は?」
「とりあえず客人用の寝室にやっておけだと」
「わかった。」
どうやら私を一晩泊めてくれるようだ。
なんと優しい。
神のお導きに感謝を。(神なんぞさらさら信じていない)
と、冗談はさておき
「ソラさん。」
「聞こえていたと思いますが客室に案内させていただきますのでついて来てください。」
「はい」
そして私は門をくぐり
周りの家より少し豪華な建物に連れて来られた。
フォレスさんともう一人がその家の前に立っている二人と少し話してから
メイドさんらしき人が出てきて家の中に連れられた。
何処も綺麗だったのでキョロキョロしていると
「ここが貴方様の寝室てございます。」
とドアの前で言われた。
メイドさん(仮)がドアを開けると、少し豪華なホテルのような部屋が
目に飛び込んで来た。
「おお、綺麗」
思わず声に出てしまった。
「お気に召されたようで何よりです。」
「朝になりましたら起こしに参りますので」
「それではごゆっくり」
そして私は
バタンッ
とドアが閉まるのと同時に
ベットに飛び込んだ。
「ふかふかのベットだーーーー!!」
そこからの記憶はない。
どうやら相当な疲れが体に溜まっていたようだ。
さてこれから空はどんなのんびりほのぼの生活を送っていくのだろう。
いや、そもそもほのぼのできるのか?
乞うご期待。