千城院さんが大学を休んでます!!
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「はぁ……こんなまさかな事があるなんて……私の日課が……癒やしが……力が……」
大学での恒例行事。昼休み前、食堂で千城院が来るのを待つはずが、テーブルに突っ伏せるはめに。
「今日は千影様の姿が見えないけど、休みなのかな?」
「千影様は千城院家だからね。学業優先でも、外せない用事はあるでしょ」
「一日一回は千様を見ないと、一日が始まらない……」
「癒しが!! 癒しが必要です!!」
それもこれも、みんなの声で千城院さんが大学に来てない事が分かったから。一日、千城院さんがいないだけで、ファン達はこの始末……私も同類なんだけどさ。
「この後の講義のヤル気が出ない。今日はサボって、【ユニユニ】の続きを……」
って、まさかだけど……千城院さんがマンに協力するために休んでるわけじゃないよね? ヒューイとの勝負に【フレンド】の参戦は可能だったから、千城院さんを誘うなんて分不相応の事をマンならやりそうな気が……
「パーティーは無理でも、お近づきになる事が出来るんじゃないの?」
マンに協力するのはルール上禁止されてるけど、マンの【フレンド】同士で会話するのは大丈夫なはず。
「共通の話題として、マンの事を話せばいいし、マンも一緒に会話に参加させたら」
それに【ナイトメア】戦の出来事も会話もあるし、【赤の修道服】のお礼も【ユニユニ】の中だったら……
「こうなったら、善は急げよね。次は四壱と同じ授業だから、ライソをして休む事を……」
兄さんが謎の行動をしてる以上、四壱に頼み事をするのは難しいかも。手紙に書いてあった通り、【ユニユニ】を終えた後、帰ってきた形跡はなかったから。兄さんに彼女が出来ようものなら、【ユニユニ】そっちのけで、彼女との仲を邪魔するのを協力させられるかもしれない。
「……止めておこうかな。他に仲が良い友達は……一回ぐらいノートを書かなくても大丈夫でしょ」
ノートを書き写せる相手が四壱しかいない……わけじゃないから。紅もワンチャン頼めるかもしれないけど、午後の講義で一緒になった事はない気がする。
「ねぇ……そこの貴女。春日野さんと一緒にいる事が多いよね? 名前は……宮森さんかな?」
食堂から出ようとすると、その前に二人の女子に声を掛けられた。弓道着を着てるから、四壱と同じ部活メンバーだよね? 春日野は四壱の名字だし……
「そうだけど……一体何? 四壱は一緒にいないんだけど……部活に行ってるんじゃないの?」
四壱にノートを頼むつもりだったけど、四壱は基本的に弓道メイン。彼女達と練習しててもおかしくないはず……
「今日だけじゃなくて、土曜日から練習に来てないの。ライソも既読がつかないし……宮森さんなら何か知ってるかもと思ったんだけど……」
「えっ!? 四壱が弓道の練習に行ってないの!!」




