プロローグ前の説明
21XX年、医療用にVRのフルダイブ技術が確立したのを皮切りにVRが発展し、VRは生活の必需品となった。今やVRは最初に発達した医療用だけでなく、ゲームなどの娯楽にも使われている。過去には新型コロナと呼ばれるウイルスによりリモートワークが当たり前となったが、今ではVRを用いたヴァーチャルワークが当たり前となっていた。
そんな時代に新たなVRゲームが発売された。タイトルをReal World Online(RWO)いい、このゲームは今勢いのあるVR市場に新たな風を吹かせた。このゲーム内には魔法などの非科学的なものは存在せず、現実社会にあるものしか存在しない。また、このゲームにはスキルやクエストなどが存在せず、ただ現実世界の空間を提供しただけのゲームだった。この時代、VRゲームはファンタジーな世界を表現するのが当たり前だった。しかし現実世界をもしただけのこのゲームは大ヒットをし数年後にはオリンピックの正式種目となった。
しかし、オリンピック種目となった数年後このゲームは突如、世界中でR20の成人向けになった。このゲームは現実世界をもしているからこそ、現実に悪影響を及ぼすことが医学的にわかったからである。
これは、ただの高校生がプロゲーマーとなり、RWOのオリンピック金メダリストとなるまでの長い道のりを描いた話である。