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繋ぎの描写のやつ


老人が消え去った後、一番に口を開いたのはスヴァログだった。


「ちょ、ちょっと待てお前は『死の影』ではないのか?」


「ん、当たり前だ。

 どう見たって人間だろ」


極度の緊張状態であったスヴァログの心には安堵が押し寄せる。


「では何故ダージュと戦闘を……?」


「うぬ、それはかくかくしかじかだ」


「そうか、それは済まなかった……」


「なんでそれで通じんねん!ペシンッ!」


側から見ると変なやり取りに当然の様にリースのツッコミが入るとウリュウの頭皮に赤い紅葉を作った。


「この男は嘘を言う奴ではない。

 それは先の戦闘で十分伝わった。

 男なら一度手合わせすれば友情が芽生える。

 それと共に深く言葉を交わさずとも想い伝わってくるものなのだ」


「それにしては魔物だと思って全力で殺しに来てたみたいでしたけどね……」


「う…それはそれだ……」


「まぁそんな事はどうでも良い。

 それよりこの者たちの介抱をしてくれ」


ウリュウは近くで倒れ伏した二人の男達を指差す。


「かしこまりました」


そう言うとリースは回復魔法を掛けた。


「いや、俺じゃねぇ」


「いいえ、ウリュウの治癒が先決です。

 ほら、頰の辺り少し怪我してるじゃないですか。

 それに頭皮に赤い手形まで残して……

 さぞ大変だったのでしょう?」


真顔で言い放つウリュウに対してリースもまた素知らぬ顔で返した。


「いちゃいちゃしてるとこ悪いんだけど、

 これ全部兄貴がやったのか?

 後その手形はリースさんがやったんでしょ?」


ヒョードルは恐縮しながら疑問を投げ掛けた。


「言っとくがこれは正当防衛だ。俺は悪くない。

 後いちゃいちゃはしてない。

 リース、もういい……他をやってくれ」


「分かりました」


そう言うとリースは渋々介抱に専念した。


「いや。そう言う事じゃ無いんだけど……」


ヒョードルは三柱を相手に何事も無かったかの様に佇むウリュウに敬畏した。


それからある程度の治癒を施すと、スヴァログはヴォーロスをウリュウはダージュを担ぎ本土を目指したのだった。


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