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第4話 武器なんて...

討伐を依頼された。お約束の展開。

しかし、俺には武器も無いし魔法なんてものも使えなかった。


「おい、セカンド。討伐って剣とか魔法で戦う系か?」


俺は小声でセカンドに尋ねた。


「そうですね。えっと、カイトさんのステータスで一番良いのは、....魔力?」


「魔力?魔法の杖とか購入しなきゃいけないのか?」


「はい、そうみたいです。魔法の属性はまだ分かんないですけど。攻撃力も平均的なので剣も購入したらどうですか?」


「いやいや、俺お金なんて持ってないよ?」


「あの...。私、お金なら持ってるので貸しましょうか?」


おずおずと、ユイハが声を出した。


「え?いいの?でも、武器とかって相当高いんじゃ...」


「いえ、そこいらにある武器屋はそんなに高く無いです。1000リタから50万リタくらいかなぁ...」


「50万...」


「まぁ、ここら辺の武器屋は初心者用だからほとんど弱いのしかないけれど。それでもいいならお金なら貸してあげられます。」


「じ...じゃあ、お言葉に甘えようかな。本当にありがとう」


「ううん、こちらこそ助けてくれた上に討伐依頼まで引き受けてくれるなんて、ありがとう。...じゃあ、早速武器屋に行こっか。」


歩いて、三分くらい。

すぐに武器屋は見つかった。

その隣に、鍛冶屋もあった。


説明すると、鍛冶屋は主に武器の製造や、修理をする場所。そして武器屋はその鍛冶屋で作った武器を、売り出す場所だった。


「らっしゃいませー」


威勢のいい声が聞こえてくる。アルバイトの人だろうか。


「うーん。武器って言ってもどんなのにすればいいのか...」


「迷ってるなら、私が決めてあげましょうか?」


セカンドが声を出した時ー


「ちょっと、ちょっと、兄ちゃん困るよ。うちの店に猫なんて連れてこられちゃ!」


「え?そうだったんすか?ごめんなさい。外に出します...」


と、店主(ハゲ)っぽい人に声をかけられてしまった。


「早く戻って来てくださいね?」


「わかったよ。」


セカンドを置いて店に戻った。


「あれ?カイトくん?猫ちゃんは?」


「この店、猫ダメなんだってさー。」


「そうなんですか...。そういえば、武器は決まりましたか?」


「いや...まだ決まらなくて。」


「なら、私が決めましょうか?こう見えても私武器の鑑定能力値は高いんですよ!」


「おぉ、それならお願いします」


「了解しました!」



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