第2話 「すっげえデカいスライム」
「はっ!?」
急に意識が戻ってきて、思わず起き上がる。
—————目に飛び込んできたのは、緑だった。
「……森、か」
周りを見渡すと、とにかく木木木木。つまり森なのだろう。
しかも、服までなんか変わってるし…
今、俺の服装は……いかにも旅人が着そうな服装だった。
この服装ならば、変に目立たずこの世界に馴染みそうではあるが……
「いや、その前にステータス確認だ」
ハヤト 転生者 LV.1
HP: 25/25
MP: 7/7
攻撃:13
防御:10
魔力:12
敏捷:15
EXP: 0/8
状態:通常
【固定スキル】
〖じゆう〗
敵意を向けられた回数に応じて能力値がアップする。
回数:0回
【パッシブスキル】
〖鑑定〗
相手のステータスを閲覧することができる。
じゆう……自由、か。
……敵意を向けられた回数に応じて能力値がアップする。つまり、戦えば戦うほど強くなっていく。そう解釈していいんだろうか。
『二度目の人生。どうか楽しんで』
意識を失う前、そういったあの女の言葉がやけに耳に残る。
——〖鑑定〗の方は、大抵想像できるから……そんな考えなくてもいいか。
さて——————これからどうしようか。
普通に考えてみると、とんでもない状況なのに不思議と落ち着いていた俺がいた。
「ん? なんだこれ?」
と、着ている服のベルトに袋が付いていた。
中身を確認しようとしたその時。
ガサ……ガサ……
何やら向こうの草むらから何かが近づいてくる音がした。
「……おいおい、早速戦闘かよ?」
あいにく、武器は持っていない。
とりあえず、そこら辺に転がっている石を拾う。
この石で遠隔攻撃。———ないよりはマシだ。
石を持ちながら見構える。
「—————!」
そして、近づいてくると同時に草むらから音の主の姿が――――
「……はぁ?」
思わず声を上げてしまう。
草むらから現れたのは、巨大なスライムだった。
木さえも簡単に飲み込めそうなほどの大きさだった。
――なんなんだコイツは。
その巨大なスライムは、俺を見かけたと同時にプルプルッと体を揺らし始める。
――ヤバい。
危機感を直感した俺はなるべくスライムから目を離さないように後ずさる。
― プルプルッ!! ―
巨大なスライムは大きな音を上げると同時に、スライムの足元から大量の小さなスライムが現れる。
サイズは水一粒ぐらいのサイズ。だけどそれがもうとにかく多いったら多い。
その小さなスライム達はプルプルと跳ねながら俺に近づいてくる。
単体ならともかくこんな多勢に相手なんて無茶だ。
そう思い、無我夢中で逃げた。
――――――――
「ゼーゼー……」
スライムの速度が低かったおかげで何とか振り払うことが出来た。
木にもたれかかり、座る。
呼吸も安定してきたころ、改めてステータス画面を開いてみることにした。
ハヤト 転生者 LV.1
HP: 25/25
MP: 7/7
攻撃:13(+528)
防御:10(+528)
魔力:12(+528)
敏捷:15(+528)
EXP: 0/8
状態:通常
【固定スキル】
〖じゆう〗
敵意を向けられた回数に応じて能力値がアップする。
回数:528回
……なんかステータスがヤバいことになってる。
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※大幅に改稿させていただきました。




