↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

13/90

第13話 「わざとやられた方が無難だと思ったんで……」

「っらァ!!」


俺の弁解も聞かずに、スキンヘッド男は俺に向けて突撃してくる。


肩を前に出して来る辺り、タックルと考えていいだろう。


しかも、地面の砂を舞い上がりながら近づいてくるため、威力もあると見ていい。


―――しかし。


「うーん」


タックルといえば、勢いと迫力が感じられるはずなのだが、この男からはそれが感じない。


もしかして、ただのタックルに見えて何か仕掛けてくるつもりか?


ひとまず、タックルを避けてみる。


……何ともない、か。どうやら本当にただのタックルだったようだ。


「……ッ」


ウォルと目が合う。


―――なんだ?


スキンヘッド男の顔が一瞬驚いたような。


「くそがッ!!」


方向を変えてまた、タックル。……タックルしかしてこないのは、わざとか。それとも本当にそれしかないのか。


いや、後者はないな。先ほどの冒険者達の反応からすると、相当強いはずだ。


「っ、ふさげるな……ッ!!」


避けてばかりの俺にうんざりしているのか、いきなり激昂する様子のスキンヘッド男。


「うぉおおおおおおおッ!!」


激昂したといってもタックルしてくる速さが変わったとかいうのはない。


避けようと思えば避けられる。しかし。


コイツに付きまとわれるのも困るしな。スキンヘッド男はプライドが高いと見える。


うん。これは甘んじて受け止めるしかないか?


「……ッ!」


迫ってくるタックルを、両腕できっちりガードする。


その時に俺の体に受けた衝撃は、すごかった。


流石レベル41。


「がはッ……」


わざとやられた声を出して。……俺は後ろに倒れる。


「ハァッ、ハァッ……! に、二度と顔見せんじゃねぇぞ!!!」


満足したのか、男は息を切らしながらこの場を去っていく。


何やら腕をかばっているようだったが……まぁいいか。


……


…………


「——よっ、と」


そろそろ姿が見えなくなる頃を見計らって立ち上がる。


砂がついているところを振り払って服装を整えておく。


― レベルアップしました ―


……倒してすらいないのに経験値をもらえるのか?


この世界の経験値システムはよくわからん。


—— 『偽装』を習得しました ——


偽装か。っていうかどっかで俺のこと見てるんじゃないだろうなこのシステム。



ハヤト 転生者 LV.12


HP: 210/214

MP: 76/76

攻撃:138(+532)

防御:107(+532)

魔力:90(+532)

敏捷:133(+532)


EXP: 407/1116


状態:通常


【固定スキル】



〖じゆう〗


敵意を向けられた回数に応じて能力値がアップする。


回数:532回



【パッシブスキル】


〖鑑定〗


相手のステータスを閲覧することができる。


〖サバイバル〗


自然の中で生きていくために必要な能力を得られる。


〖偽装〗


自分のステータスを隠蔽することができる。



うん、〖偽装〗は大抵想定した通りの効果だな。


――――あれ、回数が2回増えてるな。


……あぁ、スキンヘッドの男がぶつかってきた時と今の時と合わせて2回ってことか。


どうやら同じ人物でも回数にカウントされるらしい。


———よし、受付の所に戻るか。


最後までお読みいただき、ありがとうございます!


「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!

ぜひよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。