LEDのライトは突然バッテリー切れをする
今日はLEDのライトがだんだん暗くならずに突然消えちゃう件について考えてみるぞ。
結論から言うと、それは電池の保護回路のせいだと思う。
スマホとか、ノートパソコンとか、充電式フラッシュライトとかカメラとかハイブリッドカーとか様々な用途で使われている充電用の、主にリチウムイオン電池は、一定の電圧を切る(過放電する)と一気に性能が劣化して再充電できなくなる性質を持っている。
だから、リチウムイオン電池には一定電圧を下回ると通電をカットする保護回路が組み込まれていたりするんだ。
また、LEDライトには駆動するために必要な電圧っていうのがあって、だいたい3.5Vあたりがおおいんだけれど、必要な電圧を確保するために昇圧回路が組み込まれていたりする。
だから、今までブーストが掛かって3.5Vを維持してきたものが、保護回路でバッサリ切られて突然消える。目の慣れとかもあって、実際はゆるゆる暗くなって保護回路でバッサリ切られてるんだけど気付かないってケースもあるだろう。
いずれにせよ結局の所、保護回路のせいだ!
なに? ノートパソコンやハイブリッドカーのバッテリーには『保護回路なんてついてないわ』って? そのツッコミを待ってたんだ。
保護回路をつけるとね、いっぺんに取り出せる電気の量、つまり電流を大きくしずらい。だから、大きなパワーを必要とするものに使う電池には保護回路は向かない。
じゃあどうするか? 電池を使う機械の方に保護回路的な仕組みをつければいいじゃない! って思うよね? 実際そうなっている。
LEDライトでもSBT-90みたいに、数千ルーメンを1チップで叩き出すようなハイエンドのやつは、駆動に大電流が必要になって保護回路付きの電池だと、点灯しなかったりする。
こういうのを使う高性能ライトはライトの方に保護回路が付いてたりするんだ。
僕がもってるライトの中だと、ちょっと古いライトなんだけど、SC600w 2 L2が機械の方に保護回路が付いている。このライトは電圧が2.7vを切ると電池に関わらず突然消える。
ちなみに電池残量表示機能のあるライトは、電圧を表示してるだけだからある程度の目安にはなっても当てにはならないぞ。
僕のSC600w 2 L2にも電池残量表示機能がある。手のひらサイズで必要なときは原付のライト並みの光(電球で言うと60w相当ぐらいかな。要は1000ルーメン)を出せるし、光源が見えるくらいの僅かな光を出して夜中ひっそり本を読むのにも使えるにくいやつだ。
でもお高いけどな。
今は後継機が出てるのでそっちをおすすめ……って、何の話だっけこれ?