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怒りの源泉

このエッセイですが、僕の書いた作品の中で初めて100話に到達いたしました。

元来飽きっぽい僕のエッセイがここまで続いたのは、みなさんから頂いたコメントのおかげです。


コメントをくださった皆さんどうもありがとうございますm(__)m

心より感謝を。


さて、今回は怒りの源泉の話。


・その怒りはどこから来ているのか?

・その怒りを、それほどの量その人に向けるのは果たして正しいことなのだろうか?


そんなお話。


怪我をしているとか、外出自粛でフラストレーションが溜まっているとか、仕事がうまくいかずイライラしてるとか、そんなとき、怒りを感じる閾値が下がるように思う。


つまり、『ちょっとしたことで激しく怒る』ようになる。


そんなふうに思いません?


ちょっと例を考えてみよう。


掃除をサボる常習者のAくんに対して、いつもの先生なら、「こら、Aくん! お前がサボるからBくんが代わりに掃除をするはめになったじゃないか。明日の掃除当番はBくんじゃなくお前だからな!」ぐらいの『注意』をするとする。


特に表情に現れることはない、多少語調に怒りを感じ取れるぐらいの普通の『注意』だ。


だけど、その日は、先生の息子が事故にあったとかで、先生は一刻も早く家に帰りたかった。そこにきて明日の授業参観の資料作成やらなにやらで、先生は定時に帰れない。早く息子の顔を見て安心したい。頭の中が焦りと不安でいっぱいだ。


そんな折、Aくんがまた掃除をサボったとしよう。


当然、先生は怒る。


普段の『注意』のレベルを遥かに上回る怒り方で、正義を盾にAくんを叱るわけだ。


Aくんは頭にみかんを乗せられ、『僕は掃除サボりを繰り替えすサボり魔です』という看板をクビから吊るされ、両手に水の入ったバケツをもたされ廊下に立たされましたよと。


あわれ。


Aくんは先生に本来怒られるべき怒り量よりもずっと多くの怒りを向けられ苛烈に罰されましたとさ。


こういうのって割とよくあることだよね?


まわりの生徒たちから見ると、なんで先生がそんなに怒ってるのかわからない。


ポカーンである、ポカーン。


ちなみに先生はイケメンかつ人気者なので、PTAクラスタの面々は実態がよくわからずとも『A君が悪い』と擁護してくれるというオチが付く。


まあ、実際Aくんが悪いかもしれないけれど、そこまで怒られるほどのことか? と僕は思うわけだ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 100話おめでとうございます! [一言] 何かを言われた後に一言皮肉を付け加えられたりすると「今日はなんかあったんだろうな」と察します。 怒りが大きいと、つい他へ転嫁しちゃう人はいますね。…
[一言] 百話ですね〜♪ いやはや、耳がイタイイタイwwwwww……orz
[一言] 100話おめでとうございます! 後半のエピソードよくわかります。 怒る側ですけど。 一応理由があって怒っていても、その理由が広がっていって、今怒るべきこととは関係ないことで怒ってしまうこと…
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