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王妃レオノ○ラが消えた!?

 どこかの王室の王妃様が消えたわけじゃなく、なろうの純文学1位に長いこと君臨していた作品の話なんだけどさ。


 公募に出すから作品を削除したのか? と思ったら、どうもそうではなく作者様がなろうを退会されたようだ。


 とりあえず、割烹のお詫び文をサルベージしてみた。


 要は『その読者様と直接やりとりしたところ、Webでの公開はともかく、公募として出すのはいかがなものかというご意見をいただきましたので、こちらの作品、公募への応募は取りやめ、削除することにしました』と。


 その指摘とやらを読んでみたけど意味がわからないうえに、なんでそうなる? って印象。


 以下グーグルキャッシュより引用。


 【読者様からのご指摘】

 設定上の〇〇戦記との類似点。

 ・裾にいくにつれて緑が濃くなるドレス

 ・お茶会で妾が手ずからお茶を振る舞うことへの言及

 ・結婚式の日に敵国が攻めてくる

 ・国王よりも王妃が妾を可愛がる→周囲がそう噂する→国王はその事に苦笑

 ・妾は大人しい性格で王妃に心酔している

 25話まで読んでこれだけ類似点がありました。オリジナル小説と呼べますか?


 また、メッセージのやりとりにて地名・人名をもじっているのが特に気になったというご指摘もありました。


 引用ここまで。


 うん。さっぱりわからん。

 何がいかがなものか? なのか。


 例えば、名探偵コナンはホームズの影響を受けているから公募に出すなって? アホか。たしかにホームズ同様に探偵が主人公で毎回事件が起きますねぇ。地名人名をもじるのが気になるぅ? 江戸川コナンとかか? 米花町とかか?w


 ハハッ!


 ミ○キーマウスのような乾いた笑い声が出たわ。


 なんでこんな事になってるかと言えば、読者様の『オリジナル小説』の定義が、公募条件となる二次創作じゃないことを求める『オリジナル小説』の定義とかけ離れているからだ。


 僕ならそこを説明するかな。


『紅葉を物悲しいものの例えとして使っていますねぇ。これは万葉集の影響を受けているッ! ああっ! 池の静けさを出すのに魚の跳ねる音を使った! これは松尾芭蕉のかはずが飛び込む俳句と類似点があるっ! これはオリジナルと謂へますか!?』とかさ。


『宇宙空間で会話してる! これはスター・ウォーズのパクリだ! オリジナル小説と呼べますか?』とかさ。


 笑い転げるわ。


 それに対して、『読者様のご指摘の通り、たしかに俳句の詩的感性を参考にしました。松尾芭蕉の作風はいいなと思っていて、あんなふうに表現したいと思っていました。読者様は悪くないです。すべて私の不徳がいたすことです。反省します。筆おります』って。


 意味がわからんわ。


 言いがかりについて周りの人が指摘するのはわかる。


『自分を正義の側において相手を叩いて悦に浸る叩きオ○ニーなんじゃないか?』って指摘はわかる。


 でもさ。作者様がうまくあしらってれば、怒ってる人達は気にもとめなかったでしょ?


 その怒りは、実はもっと別のところから生じているものなのさ。


 僕はその怒りに同調することはできない。

 僕がみんなと一緒になって、読者様を叩けないのはこういうところなんだよな。


 これに対して『作者に筆を折らせて楽しかったですか?』みたいなのは更にいただけないわ。共感は得られるだろうし、バズるかもしれないけどさ。


 それもまた、単なる『自分を正義の側において相手を叩いて悦に浸る叩きオナ○ー』なんだぜ?


 だって、読者の指摘と作者が筆を折ることには直接的な因果関係はないのだから。



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― 新着の感想 ―
[一言] 暮伊豆さんのコメントを読みまして…… 世の中(ネットそーさく界隈)には「カキアカ」、「ヨミアカ」、なる語がありまして……
[良い点] この件ってそういう流れだったんですね。 いろんなことがあるものですね。 これを指摘した側が実は同じ公募に出す作者だったら今頃大笑いしてるんだろうなと邪推してしまいましたよ。 強力なライバル…
[一言] こんばんは。 その話題は私もそれとなく耳にしておりました。 「そんなこともあるんですね」という程度に留めておこうと思いましたが、やっぱり考えてみることに。 これを言われたら辞めるしかない、…
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