偏見やバイアスってなぜおこる?(パトカーをBANしようと思ったら白黒人種がBANされた件)
そもそも論として、偏見やバイアスをもってない人はいない。今日はゆるーくその理由を考えてみよう。
発達心理学の有名な題材に、『アルバート坊や』の実験というものがある。
うろ覚えのままにご説明をするので、興味のある方は、あとでwikiを見ていただきたい。
その内容はたしかこうだ。赤ちゃんのアルバート坊やに白くてふわふわしたネズミを見せながら、音を聞かせて驚かすと、ネズミだけでなく、白くてふわふわしたもの全般を怖がるようになった。
このことを心理学用語で『汎化』という。
この『汎化』こそが偏見やバイアスの正体だ。気に食わない一例によって、よく知らない全体を嫌ったりすること、みなさんも心当たりがあるんじゃないのかな。
正直に言おう。僕はある。
僕はなるべく論理的に物事を考えようとは思ってるんだけど、この『汎化』、厄介なことに人間の認識システムの根幹なんだよね。
じゃあAIはどうか?
実は、AIの特徴量抽出も同じようなシステムだから、AIも差別しうるんだ。
特定の国のパトカーをBANしようと思ったら、パンダまでBANされたりね。
君は肌の色が白黒だから駄目! って。




