生ゴミからカーボンナノチューブ?
今回は、与太なお話。
『ピラニア溶液』っていう、炭水化物をつけると一気に沸騰して炭水化物がまっ黒焦げになったあと、しばらくたつと跡形もなく消えるっていう、まさにピラニアが群がって炭水化物を食い尽くすようなやべー溶液があるんです。
焼きそばだとかメントスだとかが真っ黒の炭の塊になったあと、反応が進むと全部溶けて溶液が透明になるんですよ。
ピラニア溶液でググってもらって、つべかなんかで動画を見ていただきたいんだけどね?
最終的に、『黒焦げになった炭素は二酸化炭素になってるのだ』と思って見てたんですけれど、ググったらそればっかりじゃなくって、炭素は溶液中にカーボンナノシートの形で存在してるんですって。
収率は、古くなったパンなんかを溶かした実験だと、25~35%ぐらい。
環境にやさしい炭素の回収方法として将来有望なのでは? ってちょっと思ったんです。
現状だと大量の溶媒が必要で乾燥と洗浄にコストがかかるから、論外っぽいんだけどさ。
将来もっと、標準反応エンタルピーがでっかくて、取り扱いが容易な『サメ溶液』みたいなのが見つかったらなぁ、って。
科学の進歩に期待なのです。
今回はそんなお話。




