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ツイッターの創作論とスタンスの話

 ツイッターで取りあげられる創作論が、『なろうに特化されすぎているんじゃないか?』って話なんだけどね。


 ちょっと考えてみたんだ。


 創作論には根幹となる『創作に関して論ずる部分』と、外縁のマーケティングの部分があるじゃん?


 ちょっと、こんな形(▽)の逆三角形を考えてみてほしいのだけれど、上が広くて下が狭くなってるじゃないですか?


 三角形の底辺(上)から、だんだん読む人が離脱していって最後まで読んでくれる神様が一番下の頂点ね。


 この一番上のひろーい部分は常にマーケティングの話になるんだ。


 どんな年齢層をターゲットとするかとか、SEO対策をどうするかとか、イラストは誰に頼むかとか、出版社はどこから出すかとか、アオリ文句をどうするかとかね。


 発表したい媒体によってコロコロ変わるんだ。


 なろうの場合だと、ランキングのズラッと並んだタイトルテキストからの集客が多いから、『長文タイトルが大事』とかって話になるでしょう。


 そこは作品を発表しようとしている媒体ごとに異なるよね。


 書籍を売ることを想定するなら、なろうでポイントを取るのとは全然話が違ってくるのは道理なんだ。


 で、どっちかというと、みんなが本当に気になる部分は、逆三角形の下の方だよね。


 こっちは本当に創作論だからさ。


 とりあえず手にとってもらった後のフェイズだと、『3ページでブラバする勢』を対象に、「改行が読みにくくないか」とか、「文章がコミュ障ってないか」とか、「作者の頭が悪すぎないか」とかが離脱するか否かを考える上で重要になる。


 ぼくも頭の痛いところだ。


 ぼくの文って、コミュ障になりがちだからさ。


 その次は、『4ページ以上読んでくれた人』が対象になって、「期待通りの展開になっているか」とか、「鬱とか嫌いな展開になっていないか」とかが重要になる。


『side:なんちゃら』が続くとか、『主人公が出てこない話が続く』とかだと、このへんで離脱されがちだ。


 書籍ならペラペラっと立ち読みされて、買わずに立ち去られちゃうかもね。


 最後は、『10ページ以上読んでくれた神』で、ここで重要になるのは「キャラが不自然な動きをしてないか」、とか、あるいは、「キャラがプロットに動かされていないか」だと思ってます。


 皆さんのご意見を聞いてみたいです。


 最後で離脱されるのが一番辛いよね。


 ぼくも、もう30万字書いちゃったから後の祭りなんだけど、拙作『いたもん』はプロットありきで作っているから、キャラがプロットに突き動かされていないかがとても心配だ。


 ちょっと作り方がまずかったなぁ、って後悔してる部分がある。


 ということで、この失敗を今後の作品に活かすため、ぼくはプロットとキャラを結ぶ『スタンス』って概念を考えた。


 スタンスがあれば、キャラがプロットから乖離しないし、プロットを無視してキャラが暴走することもなくなる。


 しかもテンプレとかから開放されて、キャラが自然にダイナミックに動く。


 例えば恋愛スタンスだとプロットにあわせて、片側を内にひねるとツンデレ片思いになって、片側を外側にひねると気持ちが離れる。


 連動して相手側のスタンスも揺れ動き、プロットの内部でストーリー進行に沿って勝手にドラマができていく感じ。


 友情と恋愛の間で揺れ動いたり、信念と恋愛で揺れ動いたり、あるいは3角関係とかさ、すげー自然に進行できる。


 いいことづくめなんだけど、プロットの管理が大変でさ。


 まさか、プロットを作るのにエクセルを使う羽目になるのか? と。


 今のぼくのスキルでは活かせないので、理論化するにはもうちょっと煮詰めないといけない感じなのだ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] スタンス論。 乱暴に言ってしまうと「もっと丁寧な、完璧なプロットを作れ」みたいにまとめてしまうのは乱暴か。 いつ→どこで→誰が→どうする っていうプロットを いつ→どこで→どういう考…
[一言] 最も簡潔で、超大変な方法論としては、完結まで書いてから直す、だと思いますけどね。 まー気力が持ちませんわ。長さにもよるでしょうが。 プロット立てると飽きちゃうので立ててない、という私が言う…
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