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2人の対立

記憶がぼんやりとする。

えっと今日は何をしてたんだっけ?

あたりを見渡して私は思った。

ムムム


「ここ何処なの?」


えっと確か先生に課題で転送されたんだったよね?

そこからの記憶が全くない全くないのだが・・・

クリア条件森の獰猛な生物十体ってここ森じゃないし、気づかない間にクリアになってるし、なんだかサーちゃんと見知らぬ冒険者さんが言い合いしてるしで・・・何がなんだが。

と思っていると


「ししし、ユウは私のほうがいいよな?」

「いいえ、ユウは私のほうがいいんです」


などと私を取り合って何か言い争いをしている。


「お前、私に負けだろ」

「それとこれとは話が別です」


私が返事をしないとしまいに手まで引っ張ってくる次第だ。


「えっと冒険者さん?誰ですか?」

「「・・・」」


二人とも黙り込んだ。

えっと?


「どこまでしたんですの」

「わりぃわりぃ」


ムムム?

二人が目を合わせ何かを伝えあってる


「えっとな、ユウが倒れた時にこの冒険者が”おせっかいに”みてくれたんだよ」

「いえいえ、私が見るのは当然ですなんせ

私はユウの姉なんですから」


ムムム?

私とサーちゃんは混乱していた。

てかサーちゃんさっき話していたよね?その人のこと知ってたよね?


「そんなの初めて聞くぞ、てかなんだそれ」


あ、これサーちゃんも知らないパターンだ。


「ユウは現実では私の双子の姉なんです」


ムムム?

現実だって?

どういう意味なの、それってなに

私の頭は困惑した状態だった。


「私のこの世界での名前はコウ、現実の名前が一緒だからってこれにしたの」


現実の名前?

何言ってんのこの子?

などと思ていると、


「ねえユウ利き手でスライドさせてみてイメージは画を見るような感じで」


そうすると私の情報がすべて出てくる。

だがコウさんは焦るかのように


「ログアウトってボタンある」


というので探してみたのだがそれらしきものはなかった。


「こんな画面はいらんな」


サーちゃんは何かを怒ったのか魔法でその画面そ不可視にした。

ちょ・・・なんでサーちゃんがそんなことできるの?

私の計測できないステータスも見ようと思ったのになどとおもっていると


「そうですね、ログアウト出来ないんだったら意味ないわね


まぁそれもこの世界の魔王さえ倒せば問題ないのだけれど」


「魔王を倒す?このわた・・・じゃなかったなんでもねぇよ」


ふたりとも言っていることが意味不明で私の理解が追い付かない。

魔王?ログアウト?姉?現実?

私の頭は考えることをやめ思考停止になった。

そして姉といった人はこういった。


「この世界は現実とは流れが違う一度私はログアウトするけどまたいつユウを探せるか分からないからpt申請するよ」


反論を言わせないこの感じは前にも覚えがあるよな・・・。

などと考えていると半ば強制的にptにされた。

そして


「私は絶対にユウを現実につれて帰える、そのために魔王を倒す」

「ユウをお前にゆずらねぇし、お前程度に魔王は倒せねえよ」


二人は対立して

そしてコウは光の粒子になって消えた。

てかあれ・・・私何時からコウって呼び捨てにしてるんだろうと自分でも不思議だと思った。





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