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新たな出会い

私の名前はユウ

朝は学校へ夜は育ての親とも言えるギルドでウェイトレスとして働いている。

学校は様々な教育機関があり各々の能力に応じてみんな日々努力している。

私自身の能力値は ALL 1 なので場所を変えて自分にあったところを日々探している。


「なんで私は退学じゃないのかな」


能力値が平均して300ないと退学処分だ。

攻撃・攻撃防御

魔力・魔法・魔法防御

幻術・幻術防御

回復・

などなど学校で測れるものはこれくらいだ。

ムムム。

一人で考えてもあまり意味はないがつい先日私の能力値は一時的ではあるが

攻撃9999攻撃防御9999

魔力9999魔法9999魔法防御9999

幻術9999幻術防御9999

回復9999

という数値だった。

ムムム。

やはりあれはサーちゃんのおかげかな。

もらった飴玉をなめた瞬間にそんな数値になるなんてそれ以外に考えられないと思いサーちゃんのほうをそっと見ると


「なんだ、ユウもう支度終わったのか?」


ルームシェアしていたサーちゃんはしっかりと身支度を終えてそんなことを言ってきた。

ボーイッシュな髪に整った容姿眼は金色で八重歯がかわいいそんな感じの女の子だった。


「うん、終わったよ」

「今日もかわいいなユウ」


ムムム

私の容姿は普通なのにいつも真剣にこんなことをサーちゃんは言う。


「ま、いいけどね。そうなるとサーちゃん長いから」


この話になるとサーちゃんは凄い長々と話すので学校へ間に合わなくなる

今日はえっと実演演習だったかな。

そんなことを考えていると。


「そだね、はやく学校へ行こ。私も実演演習楽しみだし」


私とサーちゃんはいつもいつも学校をたらい回しにされるのだった。

私はわかるけど、なんでサーちゃんもなんだろう?

などと思ったが時間が迫っていたので私たちは学校へ向かった。


「ふぅ、やっと着いたね」


学校へ着くと私もサーちゃんも教師からボールをもらった。

私は77はサーちゃんは66まあどちらもぞろ目だ

これに何の意味がと思っていたが


「よし今から言うやつと二人で組め」


先生は数字を言っていきそして


「77」


私の数字をいった。

相方はだれだろう。

私と組むんだら迷惑かけるから謝っとかないといけないな。

と思っていると


「66」


サーちゃんと組むことになりました。

ムムム

何時もお世話になってるのに今日も迷惑をかけるのかな私。

だって私の能力値は・・・


「よし、いっしょだなユウ」


色々と考えていた私をサーちゃんは何事もなかったかのように

手を伸ばしてくれた。


「今回の課題は実演演習といったな

準備の出来たものから魔法陣の中に入れ」


地面に書かれた魔法陣の中に私とサーちゃんは入る

その魔法陣は空間転移の魔法陣らしく私たちはどことも知れぬ森の中にいた。

そして再び魔法陣が起動するための条件は獰猛な生物を10体倒すことと書かれていた

ムムム

今回の実演大変だぞ、サーちゃんは楽勝かもしれないが ALL 1 な私にとってはなどと考えていると、サーちゃんはいつ作ったのかそこに仮住居を用意した


「サーちゃん、いつの間に?」

「そうだな、ユウが考え事をしてる間に?」


私達が森へ飛ばされ私が考え事をしているこんなわずかな時間にこれほどの建物を?

下手をすれば私達がギルドで借りている部屋よりもいい部屋だった。


「よし、そんじゃユウ」

「何、サーちゃん」


サーちゃんは何かをワクワクした感じで


「何をして遊ぼうか?」


と言ってきた。

サーちゃん課題、ね課題

と思っていたがサーちゃんの意見に押され私達は気が付くと夕方まで遊んでいた。

そしてその人は現れた。


「やっと見つけたわユウ」


日が沈んだころに彼女はやって来た。

私がいるギルドの上位陣よりもさらに強い雰囲気を漂わせて

それを感じ取ったかのようにサーちゃんは私の前へたった。


「お前は誰だ?」


何時もとは違うどすのきいた声

こんなサーちゃんを私は見たことがなかった。


「あなたには関係ないわ、私はユウをここから連れ帰るの」

「は、意味わかんねぇつうの」


サーちゃんは雷系最強呪文を詠唱する。


「我にしたがえ雷の王よ、そしてすべてを薙ぎ払え」


教師ですらここまでしか唱えられないとされる雷系の呪文だが

サーちゃんはさらに上の


「我は・・・汝の枷を解き放つ」


強大すぎる魔力にしてか

サーちゃんが意図的にしたのかサーちゃんの名前はわからなかった。

だがそれを聞いた冒険者さんは


「ふぅん、あなたがそれだったとはね。

なぜユウと一緒にいるか分からないけど一瞬で終わらせるわ」


冒険者さんの雰囲気が変わる。

さっきも本気だったが何かを超えてさらに・・・


「抜刀」


剣を抜くとその場全体が凍り付いた気配がした。

そして気づいた瞬間にはサーちゃんは負傷していた。


「バカな、私が目で追えないなど・・・」


そう本当に一瞬の出来事

いや正確には一瞬の出来事としか認識できなかった。


「やはりこの程度、この程度なのに見つけれるまでに時間がかかる」


冒険者のその人は言った。

そしてサーちゃんに剣先を向けとどめを刺そうとしていた。

だめ、だめ、サーちゃん


「サーちゃん!!」


私が叫んだその瞬間にすべてのステータスが???になる。

攻撃力も防御力も魔力も魔法防御もさらには自分ではどうすることもできない普段見ることもできない測ることもできない運、速度、???までもがすべて???だった。


「ユウ、その力はなんだ。まさか奴の」

「・・・」


意識はあった、ただそこに立っているという意識だけ


「やめろ、ユウ」


恐らく世界に数えるほどしかいない冒険者の力を圧倒していた、


「我にしたがえ雷の王よ、すべてを破壊しすべてを壊せ」


魔法として発動する筈のちからを私は自分に付加させる。

雷の魔法を自分に付加させた私には半分意識はなかった。


「しょうがねぇな、まったくよ」

「・・・」

「サタンの名のもとに従え我が雷、雷すべてを食らうがいい」


あたり一帯の森がすべて消え去り雲を焼き払うほどの大魔力

顕現した力は”それ”とは違た。


「貴方、力を隠してたわね」

「人間の小娘ごときに本気になるか」

「・・・」

「そんなことより私はユウの記憶を消さなければならん」

「そんなバカな、今のユウの力はあんたの力を軽く超えているはずなのに」

「だからさっきもいった人間ごときに力の底はみせないと・・・」

空を覆いつくすほどの魔法陣

ステータス無視の力も容易く操る目の前のサタン

「まあ、ユウ自身が自分の力を制御できれば無理だが今は容易い」


そして私の記憶を暴走状態とともに消しさった。






 






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