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みっつめの話 1


 まずはこの物語の主人公である佐藤茜について説明しよう!

 彼女はどちらかと言えばモブキャラ的立ち位置にいる人物である。

「……何度言えば気が済むんだ?」

 残念ながら、語る機会があれば何度でも言い続けることになるので諦めたまえ。なぜなら、必ずしも時系列というものに対して順当に話をしているわけではないからだ。

 ――おっと、話がそれた。

 今回の話は、彼女が高校生になってからしばらく経ったある日の出来事となる。

 この時の彼女について、その外見的な特徴をあげるならば、身長百六十二センチ。体重は乙女の秘密。肌を極力見せない服装を心がけ、それをずっと続けているという具合なのだが。

 実を言えば、今回の話における舞台は学校ではないのだ。

 彼女が普段過ごすその毎日において――いやいっそのこと、その人生においてと言い換えても間違いではないのだけれど――少なくともおよそ四分の一を占めるだろう睡眠時間において。

 眠った後に行けるらしいある場所こそが、今回の舞台となる。

「乙女が見た夢を暴露するとは、到底いい趣味とはいえないがな」

 しかし、夢の中では君がモブキャラであるかどうかなど関係ない。

 君の持つキャラクター性がそのまま、君の物語を作るのだ。

 眠った後の世界――まさに夢の世界において、佐藤茜はどのような話を作るのか。

 それをこれから語るとしよう。





 では、物語を始めよう!


「なんということはない、ただの観光話だけどね」

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