プロローグ
天使、それは神に使えし者也。
すなわち、聖なる者たち。
天使、それは特別な力を使いし者也。
すなわち、人に含まれぬ者たち。
天使。それは悪魔と敵対する者也。
すなわち、神の敵は悪魔也…。
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そこは普通の人では到底たどりつけない場所、…神界であった。
そこには神と呼ばれる3人のものがいた。
海の神と呼ばれる、素戔男尊
光の神と呼ばれる、天照大御神
空の神とよばれる、月読尊
の三神である。
彼らは最高位たる大神官の名を継ぎし三人。
彼らの後ろには側近である天使が一人ずつ付いている。
彼らは天使の中でも三神使の階級をもつものたち
スサノオの後ろには熾天使の階級を持つセラフィム
アマテラスの後ろには智天使の階級を持つケルビム
ツクヨミの後ろには座天使の階級を持つオファニム。
今から会議が始まる。その内容は…対悪魔のものだ。
「えーじゃー只今より会議を開始する。」
「…………」
「………」
スサノオの一言で他の5人がスサノオの方を向く。
「悪魔共の人間界での活動が、活発化してきた。われわれも動き出さねば。」
ノーリアクションながら話を二人が聞いていることを確認し続ける
「人間界での活動は人間と契約しなければならない。そこでだこやつらを人間界に送り、契約させるべきでは?」
「それは構わない。だが、貴様の使いは普通の天使ではあるまい。」
アマテラスの文句に対し
「いや、こやつは間違えなく天使である。」
「良いじゃないか、責任を取るのはこいつなんだからさ」
ツクヨミのカバーでしぶしぶアマテラスが納得する。
「ということで異論はないな。いけ貴様ら!」
「「「はっ」」」
ばさっと翼を広げ三人は会議場をでて、宮殿をでて地上へと向かった…。
これが…新たな戦いの始まりだった…。