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魔剣から始まる物語  作者: ほにゅうるい
第一章 異世界の剣士の一年
19/45

018 エピローグ


彼は……





「ぐああああああああああああああああああ!!」


 2つの剣が焼けるほど熱い!!


 誰も居ない森の中で叫ぶ僕。両の手にある剣を見てみると、褐色だった肌が、次第に元の色に戻っていっていた。






「……はぁ、はぁ」


 痛みが治まった。剣に移っている自分を見てみると、黒髪、黒目、肌色に戻っている。と思う。もうあたりも真っ暗で、月明かりだけじゃ光が弱くて自分の姿をちゃんと確認できない。


 ……目が、ちょっと白っぽい気がするけど、刃越しだからだろう……。


「……」







 周りは暗いな。


 ここは、森だね。



 変な鳥の鳴き声も聞こえる。「ほぐ、ほーぐ」……こんな鳴き声する鳥はこの異世界じゃ当たり前だ。








 空が、きれいだな……。


 月がまん丸……やけに大きいし青白い。この1年僕がよく目にしている月だ。
















「……もう、シャルルには居られない」


 死のうか?


 別に景色自体、どうしても見たいわけじゃない。


 ……でもアンデは生きろって言った。生きなきゃ。生きないと……なんで? 何で生きるの……?



 南。国が南に……南へ……。











Side ???

――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「予想以上に事態収拾が早いな……あいつも死んだようだ」


 しかし、なんとか中枢に忍び込むことも出来たし、弱った聖域の加護を受けた封印の解除も出来た。


「目的のものは手に入った」


 直接触れれば、私の意識はこれにもっていかれるが、持ち運ぶための道具も用意してある。


 ……いい囮役を果たしてくれた。後は我々に任せて安心して眠るがいい。


 恐らく森のどこかで死んであるだろう男に短い黙祷。……ふん。柄でもない。


「平和という甘えに縋った聖都よ。我々レムリア大陸の人間の糧になる日は近いぞ……ははっ、はははは!!」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――









 その日シャルル都市内部で大きな事件が起きたのを僕はまだ知らない。










異世界生活???日

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 向井 夕 (むかい ゆう) 現状


武器 神魔剣

 聖剣 フラン (赤い剣

 聖剣 ベルジュ (青い剣


防具   異世界での服


重要道具 なし。


所持金 無一文。


技術   剣道2段


 アンデ流剣術継承者


 魔素による身体強化 


     異世界の言葉


     中学2年生レベルの数学


 暗算


 神魔剣制御


 霊感(幽霊が見える


職業   無職








第一章 終了


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