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魔剣から始まる物語  作者: ほにゅうるい
第一章 異世界の剣士の一年
12/45

011

彼は師事した者の強さを知る

 訓練を絶やすことなくあれから80日たった。その間にやってきた冬季に雪が降ったのはたった5回だけ。元の世界で住んでいた場所は比較的積もる場所だったから、寒いのに雪が降らないって状況には違和感ばかり感じた。


 だけど、暖房設備が暖炉っていう凄くアナログな物だから、本格的に雪なんて降り始めたら凍死しちゃう。ぎゃくに雪が降らなくて良かった。

 

 冬季の終わりにも取り立てに変な男が1人でやってきたが、気が弱く、終始徹底してアンデにビビリながらお金を回収して去っていった。冬に起きた出来事は特にこれくらいで、ずっと訓練して過ごしてきた。


 あのお金は何なのか聞いてみたところ。このお店は冒険者支援ギルドに所属していて、ある程度食糧確保の仕入先を提供してもらっているらしい。あとは村に店舗を構えるための色々な経費とかとか。毎期100万ギスほど稼いでいて、その15%ほどギルドに謙譲しているらしい。まぁ黒字になるわけだから問題ないらしい。僕が着てからさらに無駄が省けて儲かるそうな。


ここで1つ疑問が出てきた。


「なんで、悪さをするんだ?」


 一番最初にやってきた取立ての奴らは、正式な申請でお金を貰いに来たことになる。そんな奴らが正式に活動しているデトラオンで窓を割ったり、僕をいじめたりと大人気ないことをしたんだろう。


「簡単だ。この国で俺が魔法を使用する人間だからだ」


 はぁ……僕にはとっても簡単ではない説明ですね。


 僕にはわからない問題だけど、この国にとって、魔法は相当嫌われているらしい。魔法にも理解を持つ冒険者。多くはシャルル出身じゃない冒険者になるんだけど、そういう人達もいるっていうのに。魔法使いはシャルルでは肩身が狭い! なんでそんなに魔法嫌いなんだろう……?


 冬季の終わりに取り立てに来た人は、アンデが魔法使いと知らないシャルルの冒険者でアンデの形相にビビっていただけなんだろうな。秋季にやってきた人達が何もせず帰っていったから、その人もアンデが魔法使いだって知らなかったのかな?


 なぜ魔法が嫌われているのかアンデに聞いてみたけど、知らないらしい。


「確かに、歴史には疎そうだもんな」


 って言ったら殴られた。


 今は冬季の終わりで、春季の始まり。だんだん暖かくなってきている。ぽかぽかした陽気に誘われて眠くなるけど、その眠気を吹き飛ばすように厳しいバイトと訓練を繰り返して過ごしていた。そんな時だった。







「おまえら。今日は訓練は休みだ」


「「え?」」


「がぁ~う?」


 のんきそうに鳴く五郎の声に後に、数十秒ほどの沈黙が続いた。


 うん。正直に言うと、予想外だ。いつもどおり、昼のバイトが終わり、客足が途絶えたころに訓練を始める。と思っていたんだけど、アンデがなぜか訓練休み宣言。いまさらだけど、お店の営業時間はお昼ごろと、夕飯ごろだ。この時間帯が冒険者が一番来る。だからそれ以外は暇なのだ。


 五郎と一緒に遊ぶか修行するか、くらいだね。


「明日シャルルに行く。小僧もついて来い」


「へ? 僕も?」


 一体なんでだ? でもまぁ、お金も溜まってたし、この指輪にもエネルギーを入れてあげたいからミエルのお店にでも出向かないと。まさか買った当日にエネルギーを全部消費するとは思わなかったからな……。


「えっと、私は?」


「知らん。自己鍛錬でもしてろ」


「は、はぁ……」


 馬鹿女は首を傾げながら、困った顔をしていた。急に自己鍛錬とか言われても、今まで指示通り訓練してきていただけに困る気持ちは凄くわかる。


「でもアンデ。なんで急にシャルルに?」


 と、僕が聞いてみたら。


「俺も知らん。昨日手紙が急に届いて、ギルドに顔を出せと言われた。もしかしたら金のことかもしれないが、その手の問題は小僧に一任しているからついてきてもらわないと困るところがある」


 と返された。


 ギルドに呼び出しねぇ。冒険者支援ギルドに呼び出しって、一体何を言われるんだろう。お金自体は僕が責任持って工面していたから、問題ないと思うんだけど。もしかして春だし、そろそろ貯蓄が悲鳴を上げてるとか。


 冬の時に予想以上に作物が育たなくて、僕たちのお店に売る食材は無い!! って言われたりして……。


 いや、そんなことないか。この世界じゃ年中作物を栽培する技術があるってアンデが言ってたし、その技術ができてから食べ物には困らるような事件は起こってないらしいし。わざわざ売上の一部を自分から潰すなんてことはないだろう。あって、お前が買う時は120%の値段で売ってやろう!! くらいの嫌がらせくらいなはず。


 去年は不作だったために高価だったビール的な飲み物も、今じゃ果実酒と同じ価格で提供できている。ビール自体も食料の余剰分で作っている節があるから、不作と言ってもビールは作れないけど、食べる分には困らない。とかそんな意味合いで使っていたんだろうし。


 うーん。一体なんで呼ばれたんだ?


「あの、私もついていきたいんですけど」


 なんて、考えていたら、馬鹿女が声をあげた。僕とアンデが不思議そうに馬鹿女を注視していると、しばらく顔を上げて僕らの目線に耐えていたけど、だんだん顔を赤らめて、目線が定まらなくなってきた。


「いえ、用事は特にないんですが……」


 恥ずかしそうにモジモジしながらといった。ないのかよ! ……あれ、そういえば。


「そういえば前回はどんな用事で一人でシャルルに行こうとしてたんだ?」


 それを馬鹿女に聞いてみたら、アンデが眉をピクリと動かした。


「……その日、親の誕生日だったんです」


 そこから先は、聞かずともわかった。要するに親の誕生日プレゼントを買いにいきたかったわけだ。だから僕と出会ったその日に、親に隠してプレゼントを買いにいきたかくて、一人で困ってたわけだ。


「小娘。俺はお前の保護者じゃない。着いてくる分には問題ないが、了承は取れ。そしてもう2度と1人で出て行くと考えるな。こんなひよっこで弱い小僧一人に頼るから酷い目に合う」


 ボロボロに言いすぎです。心折れます。


「弱くないです! ユウさんは私を、ボロボロになりながらも守ってくれました!」


 急に大声を出すんで凄くびっくりした!! 普段から声はあまり張り上げないからなおさらびっくりした! アンデも鳩が豆鉄砲をくらいまくったような顔してるよ。


「……あ、すいません。確かに、私に非がありました。でも、アンデさんはどうしてユウさんがそうだと知りながら一人で行かせたんですか?」


「あ、ああ。それはこいつがまけ……。……冷静で、物事を、そう、どんなときでも冷静に考えられるからな」


 今、剣のことを言いそうになってたな絶対。しかも冷静とか戦闘能力にあんまり関係ないじゃん!!


「それだけですか? あの時、こんな訓練もなしにユウさんは」


 こっちもこっちでアワワワワ! 馬鹿女の手を引っ張り、アンデから距離を取って耳打ちをする。


「おい。口外するなって約束したよな」


「……あ、すいません」


「あれは誰にも言えない奥の手なんだ。アンデにも言わないで」


 アンデは剣の存在を知ってるけど、馬鹿女がそれを使った状況に居合わせたことを知らない。アンデにはゴブリンと1戦しか交えたことを伝えてないからね。


「……きなくせぇな。何か隠しているのか?」


「あっはっは、1つや2つ隠し事くらいありますよ」


「……まぁ、いい。とりあえず、明日行くからな」








「よし、クローズの看板もこんなものでいいか」


 翌朝、前もってアンデが作っておいた看板をお店の扉につけた。うむ、良い出来だなぁ。僕はアンデの作った看板を眺めながら扉に鍵をかけて、店を離れた。デトラオンの皆勤賞も今日で途絶えちゃうな。そういえば、日曜日っていう概念もないから、今の今まで皆勤賞だったんだよな。仕入れの日もなんだかんだ午前中でさっと買い物済ませて昼から営業してたし……。あれ? もしかしてオーバーワークだったんじゃ……。


「アンデ器用だなぁ」


「小僧と一緒にされちゃ困る」


「よし、五郎お留守番よろしくな!」


「がぁう」


 手をぶんぶん振りながら、一声吠えた。いってらっしゃいと言ってるに違いない。なんて愛い奴だ。


「小僧、お前には、これを渡しておく」


 アンデは僕に剣を一本渡してくれた。少し鞘から抜いてみると、やっぱり真剣でした。ただ、ほんのり赤いような気がする。


「聖剣だ。無名で下級の聖剣だが、そんじょそこらの魔物と戦うに問題はない」


「これを渡すってことは、やっぱり」


「俺の勘だが、近くにまだ魔窟がある」


 遭遇することを想定しておいたほうがいいぞってことだろうな。って、アンデ剣持ちすぎじゃない? 腰に、1,2,3本。背中に、さらに2本。1本馬鹿女に貸すかもしれないのはわかるけど、それでも4本は多いよ。


「ん、どうした」


「剣、持ちすぎじゃない?」


「……一応、全力で戦える用の剣と、片手間で戦う用の剣だ」


 アンデは二刀流なのか? それより、片手間で戦う用ってなに?


「お待たせしました!」


 馬鹿女が元気良くやってきた。朝から揺れる胸がまぶしい。……別に、僕、男の子だし。


「五郎、おはよう。行ってきますね」


「小娘、今日はこの剣を貸してやる。基本的にお前ら二人は手を出さなくていいが、万が一のときは自分で自分のみを守れ、いいな?」






 早朝に村を出て、昼前にはシャルルに着く予定だ。


 でも、シャルルまでの道中、予定通りというか、魔物に遭遇した。ただ、それほど大きな自体に発展することなく、アンデがその魔物を処理する風景を眺めているだけだった。


 最初は何もない背の高い草むらにいきなり剣を投擲すると、ゴブリン数匹が貫かれて倒れていたり。そのままアンデが剣を回収しに行く過程で、何度か剣を振るうとゴブリンの一団が壊滅した。12匹がほぼ一瞬って言える出来事だった。それだけの敵を切ったにもかかわらず、投擲した剣以外血で汚れていない。もちろん服もだ。


 あまりのあっさりな戦闘の終わりに、アンデとの改めて実力差を実感させられる。そんな綺麗にゴブリンを蹴散らすなんて、僕にはできない。馬鹿女はゴブリンが切り裂かれ血まみれになる姿を見て気分を悪くしていた。大丈夫かな? と思って声をかけてみたけど


「大丈夫です……2度目ですし……」


 と、平気そうに返事をした。僕は1度目でも割と大丈夫だったけどね!! ……でも本当に不思議だなぁ。僕もこう言うスプラッター系のものは苦手だったはずなのに、不思議とこっちの世界に来てからは大丈夫だ。


 ……環境に適応したのかな?


 次に歩いて進むと、またアンデが剣を抜いて木の陰に隠れていたゴブリンを一閃し、戦闘をひとたび始めると、数秒後には戦闘が終わった。今度は10匹ほどが消えた。


「やはり、魔窟が近くにあるな。見学していくか?」


 魔窟って奴を見せてもらえるらしい。僕と馬鹿女は一応訓練されているので、常に気を抜かないという条件付で魔窟見学に向かった。


 響きから禍々しいものと勝手に想像していたけどそんなことは全然なかった。変な穴から目で見えるほど高濃度な魔素が吹きあふれていた。目で見えるって言っても形なんていうのは存在しなくて、ただ高濃度すぎて魔素が光り輝いていた。神素も光り輝いてるだけなのかな。ちなみに、穴の大きさは手のひらくらい。


 魔窟の周りをゴブリンたちが嬉しそうにして囲っている、20匹ほどいるのか……?


「ちっ、あの穴は人工的に作られたものだ。自然発生するものはもっと穴が小さくて、複数存在する」


「そうなんですか?」


 馬鹿女がきらきら輝く高濃度な魔素から目を放さず言った。たしかに、綺麗だよな。なんだか、神秘的だ。何で光ってるのか全然わからない。


「そうだ、自然発生した魔窟は壊しづらいが、人工的な魔窟は比較的壊しやすい。穴を埋めるだけで、人工的な回路がめちゃくちゃになるから、すぐ機能しなくなる。いいか、周りの注意を一切解くな」


 そういうと、今まで使っていた剣ではない剣を抜いた。その色は、なんか薄い青色の刀身だった。その剣を右手に、左手に魔素を集めて炎を出現させた。


「ギ!?」


 魔法の発動に気づいたのか、20匹が一斉にこちらを向いた。気持ち悪い!


「炎よ!」


 アンデがそう叫ぶと、左手の炎が大きくなり、横なぎに振るうと、炎の波となってアンデに一番近いゴブリンを飲み込んだ。断末魔さえ聞こえない。そうしただけでゴブリン8匹が焼死体になった。緑色の皮膚が見る影もないほど真っ黒になって、物言わぬ塊になってしまった……。意外と何とも思わないな。


 いやいや、そんなこと気にしている場合じゃないぞ。ここ森のなかだぞ。火なんて使ったら、火は木々に燃え移ってしまうんじゃ……!?


 と思ったが、炎は森に燃え広がることなく、消えてしまった。どういう仕組みだよ!?


 そのままもう一本左手で、また新しい剣を抜いた。今度は薄い赤色の刀身だった。それを左手に握り、2振りの剣を合わせてアンデが叫んだ。


「聖なる炎よ、双対の炎の壁を成せ!!」


 右手の青色の刀身を持つ剣が青色の炎に包まれた。左手の赤色の刀身を持つ剣が赤色の炎に包まれた。なにそれカッコイイ。その状態でアンデがゴブリンの群れに突っ込む。手短な敵からどんどん切り裂いていく。切り裂かれたゴブリンに炎が燃え移り、焼死するまで消えない。一度切り裂かれたら焼死確定の剣らしい。なにそれ怖い。


 あっという間に20匹のゴブリンの焼死体が出来上がった。こんがり焼けましたー!! 食べてもおいしく無さそうだけど。


 ……!!


「馬鹿女!」


「え、あ。はい!」


 なんだかんだで僕は注意を切らしていなかった。背後にゴブリンの気配を感じた。その瞬間剣を抜いて、後ろに構える。同時に、戦闘中だと魔素による身体強化が出来ないから、魔素を体に蓄えるのを開始する。


「ギギャ!」


 目標3匹。馬鹿女が剣を抜いて、戦闘態勢に入ったのを横目に確認する。よし、戦うぞ!


「アンデ直伝!!」


 剣を振りぬきゴブリンに攻撃しよう! とした瞬間。ゴブリンの背後の木の陰にアンデが立っていた。……は?


 3匹を一閃し、すぐさま焼死体へと変えた。


「まぁ。まずまずだな。もっと早く気づけば文句なしだな」


「……アンデ。今僕の結構後ろにいたよね?」


 少なくとも僕が振り向いて、剣を構えて、身体強化をしようとし始める、って一連の流れを終えるのに移動しきれる距離ではないはず。でも、実際に移動しちゃってるし……。


「これくらい、一瞬で距離を詰められるのがプロだ」


 そういって、両手の剣の炎を消すと、鞘に戻した。僕もそれに習い剣を鞘に収める。馬鹿女もワンテンポ遅れて剣をしまった。さらに僕は、使用しなかった魔素を燃焼せずに開放する。燃焼させてたら、無駄に毒体に蓄えるだけだったよ。危ない危ない。


「にしても、良く俺がゴブリンの後ろにいたのに気づいたな」


「多分、この髪留めのおかげだ」


 ウォント・シーイングの神聖術が付与された髪留め。これのおかげで視力が数段とよくなっている。


「シュッテイマンに貰った奴か。エンチャントアイテムだとはな」


 そういえば、教えてなかった。


 戦闘終了後、魔窟の穴を埋めて、壊した。急に辺り一帯の魔素が薄れていった。高密度な魔素の発生も消えて、輝きも消えた。


「……魔窟自体は魔法使いなら割と簡単に作れる。時間はかかるが、そうすることで魔素を体内に集めるとき手早くすむから、同じ場所にとどまって戦うときには有効な戦術だ」


 いきなりアンデが口を開いてきてびっくりした。


「だが、こう闇雲にいろいろな場所に魔窟を作る利点っていうのはない。何が目的何だ……? ゴブリン共もこんなところを目指して集まるのも変だ。誰かが誘導しているのか……?」


 ……なん、だろうねぇ? とにかく、魔窟を作って、ゴブリンを引き寄せてきて、周辺の村人に迷惑をかけることが目的じゃないとは思うけど……。


「はぁ、アンデさん強いんですね! 私感動しました……」


 半ば興奮気味の馬鹿女。ちょっとウザイかもしれない。


「まぁ、冒険者ギルドも良くやってくれているらしいし、この事は俺たちの管轄じゃない。シャルルに、ごほっ」


「? アンデ?」


 不自然な咳だな? 久々に戦ってむせたのかな?


「……なんでもない。行くぞ」


 魔物退治と、魔窟掃除が重なってだいぶ時間がかかった。もうお昼ごろじゃないかな?


 お腹がすいたなぁ。







「君の村一帯だけで言いから、見回りを頼まれてくれないか?」


 商人ギルドの人間の第一声が管轄外の依頼だった。





異世界生活270日

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 向井 夕 (むかい ゆう) 現状


武器 魔剣ライフドレイン

 

 愛用の木刀(結構硬い)


 無名の聖剣 下級(貸し出してもらっている)


防具   異世界での服


重要道具 髪留め(エンチャント:ウォント・シーイング)

 ミエルお手製神聖術付与指輪( 神聖波動術『魔退破』 ・ 閃光術『光り輝き導く者』 )エネルギー*5%


所持金 6万8028ギス(冬季のバイト代込み) と 500円


技術   剣道2段


 アンデ流剣術 中級者


 魔素による身体強化 半人前


     異世界の言葉(マスター)


     中学2年生レベルの数学


 暗算(結構速い!)


職業   デトラオン(悪魔の)食堂癒し系店員 (バイト)


2012/9/1 色々修正

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