造り手の恩は仇で返す
敬称略です
すいませんw
縁は蔵の中に人形の表情の変え方とか喋らせ方とかみたいな本があるか探してみた
一応見つけるが木の人形が対象だったのでアンドロイドの儡葉にそれをやってみようと試みたが当然うまくいかない
できるだけなんとかしようといろいろ手を加えて喋れないものの喜怒哀楽が少しできるようにはなったが改良はいろいろ時間がかかるので気がついたらDazzlingBAD痲沙&悠汰生誕祭の11月19日になってしまった
縁は多少喜怒哀楽ができるようになった儡葉を連れて池袋の黒穴に向かおうとしたら紫が由華吏を連れて帰ってくる
「縁、てめぇ勝手に儡葉持って帰るなよ。」
と紫はいきなり縁に言ってきたんだが由華吏に何か言われたんだろう友達だから
儡葉を作ったのはだいたい由華吏と由華吏のパートナーの孝太郎なので儡葉の家は由華吏の家だという事になる
縁は儡葉は由華吏とかが嫌で転がり込んできたのだと解釈していたので
「紫の友達の家が嫌だっていうから泊めてるんだけど?」
と言い返す
「とにかく儡葉は持って帰る。」と言って由華吏は紫の手を借りて嫌な顔をしている儡葉を無理矢理持って帰ってしまった
というわけで縁は一人で行く事になった
由華吏が無理矢理持って帰ったというか強制帰宅だろう縁がいろいろ弄った儡葉を元に戻そうと試みる
一応機械は元に戻しているが性能というか人格が全くと言っていいほど戻らないので由華吏はマジギレし
「何が複雑なのかわからないんだけどーーーーー!!!?」と叫び出し儡葉をボロボロになるまで投げつけまくってた
そして作り直そうと由華吏は孝太郎を呼んだが
「こいつ誰が弄ったのか知らんけど修復不可能だ。」と言って儡葉をバラバラに切って捨ててしまったが
元々儡葉は組み立て人形みたいに組み立てて血みたいな液を入れた細いチューブみたいなのを中に入れて頭部で蓋するみたいになっているお医者さんごっこというか流血なんちゃらに使うためのアンドロイドで
綾葉様かっこいいとか言っててもどうしてもDazzlingBADは嫌いだという由華吏が髪を2022年の綾葉ような紫にして色白で細い方が良いからと手足が長いスレンダーボディの娘にしていかにもバンギャみたいな格好をさせ自分が行きたくないからって代わりにDazzlingBADのライブに行ってもらおうという感じで作られていて
表情と言葉で愛着が湧くと完全支配できないと思った由華吏は無表情で言葉を発しない様に作ったのだった
ちなみに儡葉は下着を装着していなかった
それを縁が無表情と喋れないのをどうにかしようといろいろ弄ったし下着を装着させた
という事だ
それで由華吏は自分が見下していた縁が儡葉をいろいろ弄ってて
それを戻せない自分が面白くなくて儡葉を散々投げつけたり切り刻んだりした挙句捨ててしまった
捨てるんだったら縁の所に置いといて連れて帰るなという感じだが
意地でも連れて帰るのは由華吏の考え方だろう
界隈によっては生まれた家に戻るのを良いとした考え方をモットーとしている所とかある
由華吏とか紫ってのはそういう界隈の人だ
少なくとも今時のヴィジュアル系の界隈とは離れた世界
それでも廃墟の病院に預ける由華吏はいい男に弱い女というポジションなので預ける事ができた
それで廃墟の病院にいきなり迷い込んだ廃墟好きの縁が儡葉を持って帰ったというよりは連れて帰った
儡葉は自分を作ってくれた由華吏と孝太郎が嫌いだし綾葉より痲沙の方が全然好きで
由華吏と孝太郎はどうすれば良いかわからなくなって錯乱していたりする
それで縁がいろいろ弄ったのを元にもどせなくて二人してイライラしていた
縁と紫は双子だが紫は縁を由華吏同様見下している
人物関係に差し障りが出るからだ
アンダーグラウンドというのは人物関係と上下関係がものをいうので身内でも容赦しないという人もいる
上が気に入らない人は身内でも邪見にして諂う
そこまでして連なっていたいと思う紫は家出した
儡葉が(連れていかれて)帰宅
それ以降庭の続きは中断していて
花が咲き乱れてたり春にお花見ができるようにはなったが
あと一箇所できてない所があって
いかにもな日本庭園で池があって橋がかかってるがその橋は石でできているが苔が凄くて滑って池に落ちると危ないから儡葉と一緒に苔を除去していたんだが途中で中断した
落ち着いたら縁一人で再開する事になるだろう
何日かして
錆びたバラバラの人形みたいなのを持って
「家が広いから作業に使える部屋があったら使いたいんですけど?部屋余ってます?縁さんに聞いて貰えませんか?」
とかいって縁の家を訪ねてきた人がいたが無表情で華奢で背が高くない銀髪で一部紫色のメッシュみたいなツインテールの左手が義手の少女がトランクを持っていて地雷系の格好をしている
玄関に出てきた母親はこの子と友達になったと思って感謝が籠った表情で
「ちょっと待っててください。」と言って縁を呼びに行った
縁は儡葉が(連れていかれて)帰宅したのが悲しくて部屋に引きこもっていた
母親は縁を玄関まで手を引いた
万遍の笑みで「桃山さんが縁を読んでるから絶対来なさい。」と縁を玄関まで引っ張って行った
近所の秀才というか天才で知られている桃山碧さんと縁が友達になったと思って母親は喜んでいるが実は友達になってない
縁の家が広いのと縁と一緒にいた子がバラバラでところどころ錆びていたので持ってきたのだった
縁は近所の秀才桃山碧さんがいきなり家にやってきたので何かと思ったがバラバラにされて錆びてる儡葉を持ってきたのだった
「この子貴方と一緒にいたよね?ハロウィンライブの時首拾って着けたの私だよ。DazzlingBADは綾葉推しなんだ。この子を一緒に治そう。私は紫闇って名乗ってるから紫闇って呼んで。」と無表情で言った
紫闇は無表情でも暗い感じでもいいじゃないかと思ってて無表情で暗い感じなのを全く直そうとしない
暗い感じなので縁は微妙に戸惑うが儡葉を半分持ってもう半分を持った紫闇を自分の部屋に連れて行った
実は縁の部屋は畳10畳程
紫闇はトランクの中から機械みたいなのを取り出し義手よ交換して儡葉を直し始めた
実は作者自身が12/19の痲沙&悠汰生誕祭行けれなかったんでその辺で話を考えました