表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一話 プロローグ




俺は働いている

仕事は6時から始まる。終わりは決まっていない。

毎日終電が過ぎるまで働きそのまま会社で寝る

そして仕事をする


俺は働いている

横の席の同僚は1週間前に倒れて病院に運ばれたっきり戻ってこない

向かいの席の後輩は昨日からずっと笑ってる

笑いながら泣いている

同期は一年目に全員やめていった


俺は働いている

今日は向かいの席の同僚が静かだと思って覗き込んだら目を開けたまま気絶していた。

この人がいなくなるのも時間の問題だろう…


俺は働いている

向かいの席の同僚の仕事を手伝ってあげた

泣きながらありがとう、といっていた


俺は働いている

向かいの席の同僚が来なくなってしまった

仕事を手伝ってあげたのに…なぜ?


俺は働いている

向かいの席の同僚がやるはずだった仕事が俺のところにきた

自分の仕事でさえ歳いっぱいだったのにさらに仕事が増え、そろそろまずいかもしれない


俺は働いている

今日がいつの何曜日なのかもわからなくなってきた

今は何時だろう。ああ、夜の2時か道理で人が少ないと思った

そろそろ寝よう、明日も仕事だ


俺は働いている


俺は働いている


俺は働いている


今日はいつもより体の調子が悪いかもしれない

頭が痛いし体もだるい

しかし帰って休むわけにはいかない

仕事が溜まってしまう


いけないものすごく眠たくなってきた

コーヒーでも飲んで目を覚そう

そうと決まれば近くのコンビニまで行こう


そう思って立ち上がった瞬間

思いとは真反対、地面に倒れ込んでしまった

誰かが声をかけているが何を言っているかわからない

もっと大きい声でしゃべってくれ

おっと、寝転んだことで眠気が抑えられなくなってきた

瞼が落ちてくる

すまない、少しだけこのまま眠らせてくれ

起きたら遅れた分の仕事をするから


そう思った時にはもう意識は深い深いところまで落ちてしまい

そのまま俺は…
























「おはようございます!」



ん?誰だ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ