プロローグ
自分の趣味全開で書いてる方がちょっと詰まったので
息抜きにあまり考えずに書いてみるテストです
VRMMO、それは、人類が生きていく為にだけは働く必要がなくなった結果、過剰な進化を遂げ、いまや、娯楽として最大手の全世界が知る規模の遊戯となった、これは、そんな世界で、最新の最も期待された大規模VRMMO、ワールド・ストレンジ・オンライン、通称WSOの世界を遊ぶ一人のプレイヤーの話である
「ふーんふんふふふーんふーん♪やっと溜めたバイト代で早期予約特典付きデラックスエディション初回特典版が買えたぞ!これで俺も明日からは冒険の世界へ出発だぁ!」
「うっせぇぞ兄貴、騒ぐのは良いけど、テメーの部屋で騒げ、何でリビングで騒いでんだ」
「あ、わりぃわりぃ、、やっとワールドストレンジオンラインの早期予約特典付きデラックスエディション初回特典版を入手できて舞い上がってたもんでな」
「あー、兄貴も勝ったのか、俺は別にその手のゲーム予約特典とかこだわりないから普通の買ったわ」
「まぁ、普通はそうだよな、俺も予約特典についてくるプレイヤーアクセサリマスコットみなきゃ買わなかったろうし」
「あー、紺狐だっけ、なんか手のひらサイズくらいの半纏来てる狐の」
「そーそー、可愛くてなぁ、現実じゃペットなんて買えないし、やっぱここで入手して癒されたいと思ってなぁ」
「まぁー、俺も気持ちは分からんでもないけど、兄貴の微妙に少女系に寄ってる可愛い物趣味は相変わらずだな……」
「そこは、お前が漢臭いもん好きなのでバランスとれてるんじゃないか?ま、どっちにしろ俺は今日はあとは寝るわー」
「お疲れー、俺も今日はバイトないし寝っかな、明日はゆっくり遊びたいし」
そうして次の日の朝、妹のカナとVRMMO内で待ち合わせの約束をしていた俺は早速キャラクリエイトに走っていた
「容姿身長はちょっと弄る程度で良いだろ、重要なのはこのゲームだと外見の見た目装備かな、日本人だし、日本的な衣装の方が……おっ、良いなこの狩衣、大幣……、これ、PCの予測変換で出るとあんま良いイメージ涌かないし、素手で良いか、他は……靴は浅沓……本格的なのだとVRの痛覚通ってきそうだし、見た目だけのにしとこう」
『あのー、キャラクリエイト、終わりましたか?まだなら、そろそろ説明させていただきたいのですが……』
「おわぁっ!?ごめんごめん、NPCかな?妖精かぁ羽が綺麗だね、衣装も、少女らしくてグー!」
『あはは、ありがとうございます、ところで、えーと、プレイヤーネームはドウメイさんですか、初回予約特典と早期予約特典のご購入、誠にありがとうございます、特殊職業の、選択可能権とマスコットの……三種類あるウチの紺狐の選択をされた方ですね!衣装は日本衣装をもう選択されているようなので、そのままご選択ください!その他機能で分からない事がありましたら案内妖精NPCフェアリちゃんに何でもお聞きくださいね!』
「うーん……今のところは特にないかな、お仕事なくてごめんねー、あ、紺狐とかって普段どうなってるのかって聞いても良いかな?」
『はい、ペット枠を消費せずに特殊アクセサリー枠に装備する形になるマスコットですね、出現、非出現設定は可能ですが、マスコットは戦闘時に隠れてしまい、死亡判定などは行われない形なので、非出現にする必要は多分ないと思われます』
「ありがとう、とても分かり易かったよ、能力やスキルもこんな感じに設定したんだけど、他に設定しておいた方が良い事ってないかな?」
[ドウメイ プレイヤーLv1 職業:オンミョウジLv1(特殊職業)]
ステータス:残りポイント0
HP:10
SP:20(10+10(職業ボーナス))
MP:100(10+90(職業ボーナス))
ATK:5
DEF:5
MAG:30
INT:30
DEX:20
RUC:10
スキル:残りポイント2
世界共通語(初期会得)
陰陽知識:Lv2
陰陽術:Lv2
結界術:Lv2
『うーん、このままでも大丈夫だとは思いますけど、もしドウメイさんが良ければ、ですけど動物会話(狐語):Lv1は習得をお勧めしますよ?』
「せっかく、薦められたし、じゃあそれを取ろうかな、そうなると1ポイント余るからこれも取っちゃうか」
そうして、フェアリちゃんから勧められた内容を含めて構成した俺のステータスは最終的にこうなった
[ドウメイ プレイヤーLv1 職業:オンミョウジLv1(特殊職業)]
ステータス:残りポイント0
HP:10
SP:20(10+10(職業ボーナス))
MP:100(10+90(職業ボーナス))
ATK:5
DEF:5
MAG:30
INT:30
DEX:20
RUC:10
スキル:残りポイント0
世界共通語(初期会得)
陰陽知識:Lv2
陰陽術:Lv2
結界術:Lv2
動物会話(狐語):Lv1
神秘探索:Lv1
『良いと思いますよ!特に神秘探索、これ取る人はNPC的には嬉しいです!』
「そうなんだ、俺は単にせっかくストレンジってついてるんだし、何が奇妙なのか調べてみようと思ってそれっぽいスキルを選んだだけなんだけど……」
『それが良いんですよ!それじゃ、今からこの世界の設定のモノローグが入りますので少々お待ちください!』
世界が暗転すると共に、彼女の声でなうろーでぃんぐ、なうろーでぃんぐと喋られるのをドウメイは聞き、楽しみにしていた世界をやっと見れると喜んでいた。
-かつて、大陸は一つだった……多くの種族が一つの大陸に住み、同じ言語を使い、平和に、豊かに、何一つ悩むことなく自由に暮らしていた……、そんなある日、突如世界に光の柱が落ち、大陸は六つに分かれ、種族は大いなる六大神を模した六種族以外は、隠れ潜み、それぞれの居場所を大陸のあちこちに作り上げた……六種族は多く残ったからか、互いの場所を求めて争い、争いが激化し始めたころ、憎しみから闇に生きる種族が生まれた……それが魔物、魔族たちと言った存在だった……争いあっていた六種族は魔物、魔族に壊滅的な打撃を受け、かつてのように手を組み、一丸となって、大陸の外へと追い出した、追い出した後はそれぞれの種族が元板大陸に都市を作り、しばらくの時が経った……そして今、君は首都で訪れた稀人となったのだ-
モノローグが終わり、目の前に中世の様な町が見えた、いざ一歩を歩き出そうとしたとき
『ここからは冒険をお楽しみください!あなたの旅に幸運を!』
と言われ、未だに見えた映像の世界に興奮しているのか思わずこう返してしまった
「ありがとう、行ってくるよ」
これ、見られてたら恥ずかしい奴だわ、と思ったけど後の祭りで、急いでチュートリアルの示す方向へと走っていった。
TIPS:NPCの一部には運営が入ってるぞ