表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/82

兎14羽 君のモノは君のモノ。僕のモノも君のモノ?

「キョ、キョウカサン」


「ソ、ソウマクン……」


 僕達は冒険者ギルドを出て衣服や日用品を買いに石畳引きの街中を歩いていた。パーティーネームをソウマ&キョウカにしたので、お互いを名前で呼ぼうって事になったんだけど、とても恥ずかしい。


「あ、あそこのお店がそうじゃないかな」


 受付のお姉さんに教えてもらった洋服屋さん。お店に入ると男性用、女性用の服、下着類なんかも置いてある。


 フィールドワーク用に僕は白いシャツと生地が厚めのズボン、ポケットの多い茶色のベストを選んだ。

 キョウカさんは白いブラウスに、動きやすさを重視して丈の短いスカート、ベストはデザイン重視で水色の可愛いベストを選んだ。更に膝を怪我しないように黒のニーソを購入。

 下着コーナーで僕は下着上下一組選んだが、キョウカさんは難航していた。パンツが紐パンかカボチャパンツの二択らしい?結局1個づつ買うことになった。


 お会計締めて銀貨25枚。残りは10枚ちょっとなので、雑貨屋では歯ブラシとタオルだけ買ってお買い物は終了となった。


「お金、ありがとうございます。後で必ずお返しします」


「僕達はパーティーなんだから僕のお金も鎧も共有でいいよ」


「ありがとうございます。でも、今さらっと鎧って言いましたよね?あの鎧はソウマ君のですよ」


「………………」





 一旦宿屋に戻り昼食を食べて、買ったばかりの服に着替え、防具等も装備して(月兎は装備してないけどね)、僕達は薬草探しの為に街の外にある森の中へと来ていた。


「やっぱり森の奥に行かないと薬草は無さそうだね」


「手前の方は薬師の人達が採取に来るって言ってたもんね」


「あまり奥に行くと遭遇戦とか有りそうでやなんだけどな」


 モンスターと遭遇して退治した場合、討伐の証として耳等を持って帰れば討伐報酬が貰えるとの事だった。しかし討伐クエストではないので報酬は討伐クエストより幾分少ないらしい。


 またモンスターの種類によっては素材として皮や牙等も買い取って貰えるとの事だった。


 そして森の中を歩く事約2時間、依頼の薬草も依頼本数よりも多く採れ帰路につこうとしたその時、僕達の前に其奴が姿を現した。



面白い、続きが読みたいと思って頂けましたら、ブックマークや評価ポイント、宜しくお願いします~。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ