任命
呼び出されて職員室に来た俺たち
すると、いきなり生活指導の桃瀬に呼ばれた
桃瀬「あなた達ね、その髪の色どうなのよ」
拓真「何か問題でも?」
桃瀬「大ありよ」
誠司「でも、見た所ここの学校大半染めてるけど?」
桃瀬「違う、そうじゃなくて、すごく綺麗な色してるじゃないの」
拓真「…え?」
桃瀬「普通の学校なら確かに怒られると思うわよ?
でもね、ここはそんなこと言わないわよ」
英司「じゃぁ、なんで僕らは呼び出されたんですか?」
桃瀬「単刀直入に言うわね
生徒会に入ってもらえるかしら?」
拓真「生徒会って普通選挙ちゃうん?」
桃瀬「あら、あずさも髪の毛の色が素敵だからはいれっていったら、叶と美結も同じならっていう意見で入ってるわよ?」
拓真「…あずさ居るならやるわ」
誠司&英司「…は?」
桃瀬「分かったわ、それで手続きするわね」
誠司&英司「ちょっと待っ」
拓真「それじゃ、よろしく」
誠司「ちょっと待てよ、どういう事だよ」
拓真「あずさ達もいて、くだらない部活の勧誘から
逃げれると思ったらやすいでしょ」
英司「野球やればいいじゃん、バスケやればいいじゃん!」
誠司「そうやん、モテるやん!」
拓真「必要ない、俺はあずさ以外興味無い」
英司&誠司「…は?」
まぁ、そりゃそうなるわな
だって俺だって始めてだよ
たまに見せるあずさの笑顔が
もっと見たいしもっと俺に向けて欲しいし
まぁ、まだ向けられたことないんだけどね
英司「あ!分かった!今までは簡単に女なんて
作れたけど、あずさのあの興味無いって感じが
逆に興味湧いちゃったんでしょ!」
そういう事なら手伝うよと
誠司と英司がなぜか張り切ってる
別にそうじゃないけど
そうじゃないとは言いきれない自分が歯痒い
普通の女なら昨日の財布渡した時に
え?!って顔で見つめてくるのに
何故か冷たい顔
自惚れてる訳じゃないけど
あずさは他の女とは違う魅力を感じた
そう考えてると奥の方からあずさ達が歩いてきた
叶「あー、皆呼び出しなんだった?」
誠司「生徒会やれって言われたあ」
叶「そうなんだ!私達も生徒会だよ!」
英司「拓真がねー、部活の勧誘めんどくさいから
断る理由として生徒会に入る事を承諾したんだよねー」
って言いながらあずさの方を見る
あずさ「…なに?」
英司「怒んないでよー」
美結「ごめんね、あずさ、慣れるまでこんなんだから!」
拓真「野球部に入ってくれとかバスケ部に入ってくれとか
テニス部に入ってくれとかそればっかやったから
ちょうどいい」
あずさ「やれば良かったじゃん」
ん?ほんとに怒ってる?
拓真「俺はもう野球もバスケもできないから」
あずさ「あっそ」
と言いながらスタスタ歩いていく
叶「実はあずさも怪我してバレー出来なくなったんだよね。」
と言い残しいつものように
待ってよー!って追いかけていく2人を見て
何だか笑ってしまった
あの3人、孤児院にいた頃の俺らに似てるなーと
呟いたつもりだったけど
そうだよねーと言いながら英司と誠司も3人の後ろ姿を
見つめていた