初登校日
転校初日
俺らはいつも通り、じーやの運転する
車に乗って、門を潜った
すると
???「なんだよあの車!
初めて見るぞ」
???「あれ、外車だよ
政治家のお偉いさんとか1部の外国では
貴族とか大統領が乗ってたりするんだよ」
???「今日転校生来るって言ってたよな…?」
???「まさか、あの中に…?」
誠司「おいおい、転校初日からこんなに人集り
出来てもーたら俺らはこの先気まずいやんけ」
英司「えー、いーじゃん別に
俺は気にしやんけどー?」
拓真「もしかして車で門くぐったらあかんとか?」
誠司「防弾ガラスやし外の声何も聞こえねぇ」
執事「恐らく、転校生がこの中に乗ってると思ってるのでしょうが
まさか3人も転校生がいるとは思わないでしょうね」
ふふっとじーやがメガネを中指でクイックイッと
上げ直している
駐車場ですらもう周りに人集りが出来てる、、、
人酔いしそうだ
じーや「失礼します、若様方」
とじーやがドアを開けると
俺らは外に出た、その瞬間に
???「おいおいおい、転校生って3人も居んのかよ!」
???「てか、中々イケメンじゃね?
あれ?髪の毛染めるのってうちの学校良かったっけ?!」
???「どこのボンボンだよ、あんな車に乗ってきて」
???「どうしてこんな僻地に…?」
拓真「じーや、あいつらうるさい
黙らせて」
執事「それは私の仕事ではありません、申し訳ありません」
ふふっと誠司が、ニヤリとすると
誠司「おどれら邪魔じゃ」と
睨みを利かしている
が、にやけ顔を隠しきれてないせいなのか
余計に盛り上がっている
???「おどれらって関西弁だよね!」
???「生で聞けた、凄い!」
逆効果じゃないか…
すると、学校の先生が
先生「はいはい、お前ら早く教室に行く!
おー、転校生、お前らはこっちだな」
執事「では、行ってらっしゃいませ、若様方」
ニコっと笑いながら
レザーの手袋をはめ直して
車に戻っていく執事を横目に
俺らは先生についていった
先生「えっと、転校の手続きだけど
拓真くんが1組
誠司くんが2組
英司くんが3組だね」
じゃぁ、担任の先生が迎えに来るからー
と言いながらハゲ頭の先生はどこかに行った
拓真「タバコ吸いたい」
誠司「あ、持ってきてるよ、吸おうぜ」
英司「今先生来たら修羅場だけどね」
そう言いながらタバコを吸い始めた
すると後ろから…なんてことは無く
携帯灰皿にタバコを捨てて
俺らは香水を自分たちに着けた
しばらくして、担任と思われる先生達が来た
先生「1組担任の前田です、よろしくお願いします」
先生「2組担当の前澤です、よろしくお願いします」
先生「3組担当の岸です、よろしくお願いします」
拓真「よろしく、前田」
前田「ちょっとー、私先生なんですけど!」
誠司「前澤…言い難いから、澤っちね」
英司「岸せんせー!よろしくお願いします!」
前田&前澤&岸「英司くんだけまともそう…」
いや、英司が1番ぶっ飛んでるから
騙されてるからこいつら
そう言いながら俺らは教室に向かった