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引越し

季節は春

入学式も済んで俺らが居る大阪とは

叔父さんの仕事の関係で離れることになり

東京の学校に転校することになった


俺らが通う事になる学校は

周りからバカ高などと呼ばれているらしいが

元から学校に行く気が無かった俺からすると

運が良かった


俺と英司と誠司は孤児院で育ってきた

そのせいか、あまり人の言う常識が分からない

小さい頃から学校には行かずに

孤児院にたまに今の里親である、おじさんが

資産運用や、格闘術、護身術を習っていた


小さい頃から俺ら3人組を引き取る事は決まっていたらしく

血の繋がってない俺らがたまたま同じ日の誕生日だった事から

3つ子と言われて小さい頃からずっと一緒に居た


俺と誠司は、喧嘩っぱやくて

英司はお金の稼ぎ方がとても上手い

だから、俺は高校卒業しなくてもこの3人で

仕事すればいいと考えていたが

親父さんは快く思ってなかったみたいだ。


英司「ねーねー、学校っていつから?」


英司が子どもっぽく後ろで髪の毛をセットしてる

誠司と俺を見て言う


???「英司様、お車に乗車中に

後ろを振り返ると酔ってしまいますよ」


執事に注意されると、ムーっとほっぺをふくらまして

英司「だって楽しみじゃん…

孤児院から出て同じ学校に行けるなんてっ」


と嬉しそうにそう言うものだからつい俺も

微笑んでしまった

横を見ると誠司も嬉しそうに英司の顔を見つめてる


執事「そろそろ引越し先の家に着きますよ

拓真様と誠司様と英司様、そろそろご主人様が

到着するので、先にお家に入って

自分達の部屋を確認してくださいね」


執事がそう言うから俺らは、家に入り自分たちの部屋を

皆で見て回った

思っていたより少し狭いけど、まぁ窮屈はしなさそうって言うのが

最初の印象だった


部屋には最初から俺らの趣味に合ったものが置かれていた


少しすると親父さんが帰宅した


親父「ご飯にしようか」


お母さん「シェフが今ご飯作ってくれてるから

少し待ってね」


そう言うと、英司が当然

鼻歌を歌いながら俺らに嬉しそうに


英司「拓真ー、誠司ー、チャートが俺の読んだ通り

爆上がりしたから今日も儲かったよ♪」

と、喜んでいる


そう、僕らは3人で資産運用をしているから

親が金持ちなのもあるけど、俺らは

生活に不自由した事がない


誠司「拓真、部活なにする?」


英司「拓真が部活するの?!

絶対しないでしょ!」


俺 「俺も特には考えてないかな」


誠司「拓真が入るなら俺もそこに入るかな」


俺と誠司は運動が得意だ

英司は訳あって小さい頃に両足を

無くしていて、ずっと義足生活だから

運動が出来ない


英司「じゃぁ、俺は女の子いっぱい引っ掛けて

一緒にマネージャーでもやるかな!」


恐らく3人の中で1番欲深いのは

英司だろうなと節々思う。


そんな話をしていると


シェフ「さぁ、拓真様、英司様、誠司様

料理が出来ましたよ」

と、シェフが料理を運びながら

厳つい顔に笑みを浮かべながら厨房から出てきた


俺 「え、俺の嫌いなものばっかやん

食べたくない」


そう言うとシェフは、その言葉を待ってたかのように

シェフ「そう言うと思って、ステーキも焼いております

ごゆっくりお召し上がり下さい♪」


と、ステーキを持ってきた


皆で久しぶりにテーブルを囲み

夕食を食べた


明日は日曜日だから登校は明後日


明日、英司達と街中に出る約束をした

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