帆側 雫
ヒロイン1登場
保側 雫 (ほがわ しずく)
髪は長髪で青みがかったストレート
顔はぞくにいうキツネ顔でSっぽい顔立ち。
性格は見た目通りSっけが強い性格だが多少ヤンデレも含まれる。
とある日の夕暮れ
上神の通う学校から少し離れた町の豪邸で一人の老執事が小走りでその家の娘らしき人物を追いかけていた。
「お嬢様!雫お嬢様!」
豪邸の娘 帆側 雫は振り返りながら「何?田畑」と一言言った。長い少し青みがかったストレートの長髪が綺麗に流れ、老執事の田畑 理は一瞬目を奪われるが、すぐに我に帰り本題にはいる。
「何?ではありませんよお嬢様!なぜお嬢様が補助学生などとバイト紛いな事をなさるのですか!?お嬢様は帆側の後を継ぐものなのですよ?その様なことをする必要はないではないですか!」
捲し立てるように田畑は大声で説得する。しかし雫は少し冷めた目で田畑を見ながら
「田畑、その話はお父様にも了承を得ているわ。私がやりたいことなのよ。」
と、冷たくきりすてた。
「なぜです?何か理由があるのですか?」
それでも田畑は引き下がらず理由を問いただす。
少し時間を置いて雫は口を開けた。
「田畑は私が恋をしているところを見たことがある?」
「何ですか?急に……いいえお嬢様。私がお嬢様が産まれてずっとお側につかえさせていただいておりますが一度もその様なことは……いえ、一度だけお嬢様が小学生の頃に遊んでいた男児がいたような……」
「あら、わかっているじゃない田畑」
田畑は首をかしげて唸る。
「んー それと今回の補助学生の話はどう繋がるのです?」
「そこまで来てわからない?その人が補助学生を申請するのよ。私の成績なら絶対オッケーしてくれるわ」
少し得意気に微笑んで見せる雫。
それに対して田畑は驚いた顔をした。
「まさか小学生の時好きだった男の子が今でも好きだと?今までしばらく会っていなはずですが……」
「田畑。あなたのは四六時中私についてるわけではないでしょ?」
「しかし!学校も違うのにどうやってお会いしていたのですか?」
田畑は焦りながら言うと雫は一言
「会ってはいないわ。見ていただけよ。」
雫はふふっと美しい声で笑って見せた。
「まさかお嬢様……今の今までその様なことはストーカーの様なことをされていたのですか?」
「ストーカーとは失礼ね。別に危害を加えてるわけではないわ。
ただ見てただけ。でも、もう我慢できない、彼が同じ学校に入ったと知ったときからこうすると決めていたのですもの。」
田畑は疲れきった顔で「失礼します。」と一言言って去っていった。
残った雫は足早に自分の部屋へと向かっていった。
「待っていてね。上神。 あなたの補助学生には変な人当たらせない。私がしっかり教えてあげる。」