I don't know what you mean.
「なんで今日もいるの」
「さっさと消えろ」
「いっそ××じゃえばいいのに」
耳から毒が入ってきます。
私の心を蝕む毒が何滴も、何滴も。
なぜこんな仕打ちを受けねばなりませんか。
なぜ私なのですか。
「いじめられる奴に理由がある」
私にどんな罪がありましたか。
見た目ですか、言動ですか、心持ちですか?
それとも存在そのものですか?
「やめて」「助けて」なんて言葉を言う場面を教わらなかったのです。
道徳の授業でも教わらなかったのです。
だから、周りにはなにも起きていないように思われました。
「もう大丈夫、安心して」
そう言った大人は沢山いました。
ですが、なにも変わらずに日々は過ぎました。
私が安心して過ごせる日は一日もありません。
だから私は変わることにしました。
見た目も言葉遣いも考え方。
全てに神経を尖らせ、今までの自分をなかったことにしました。
そうして私は、誰かに頼ることをやめました。
自分以外の言葉を信じることをやめました。
ただ一つだけ、やめなかった事がありました。
それは「泣く」ことです。
泣けば、少しだけ心安らぐのです。
泣けば、上辺だけでも誰かが心配してくれるのです。
泣くことで、私を見た人が信用に足る人かどうかわかるのです。
私が泣いたとき、本当に助けてくれる人を探さないといけないのです。
もうすでに、泣かないとわからないのです。
もうなにもかも、信じられないのです。
仲間だと思った同族は、仲間じゃなかったのです。
助けてくれる、という言葉は嘘だったのです。
心配そうな顔も、言葉も全て偽りだったのです。
ねぇ、教えてください。
私は一体誰を、どの位、信じればいいのでしょうか?