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チュートリアル
薄暗いダンジョンの中一人の少年が猛獣と戦っている。しかし戦っているはずの少年と猛獣はお互いが交互に行動している。
少年が攻撃し猛獣が攻撃する。少年が草を飲んで火を吐き、猛獣は毒を吐く。少年が壷を押し、猛獣が攻撃する。
同じようなことの繰り返しを5分ほど続けた頃だろうか、不意に少年が1つの巻物を取り出し読み上げる。「脱出」と、たった一言だが効果は発動し少年は光に包まれてその場から居なくなった。
他者がログを読んでいたら少年のやっていた事は口をそろえて言うだろう、「ローグライク」と
これはうっかり者のハッカーの仕業で、デスゲームになってしまったローグライクをプレイする少年の物語である。
ローグライクについての説明は次の話ですると思います