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第二部 第11話 ###「無手の突入」
1.封鎖線
炎。
崩れたビル。
ノクスの影。
アリアは、
立ち止まらない。
武器は、
ない。
2.背中
負傷者。
瓦礫の下。
「……助けて」
その声が、
すべてだった。
3.祈り
アリアは、
手を伸ばす。
震える指。
「大丈夫」
言葉だけ。
4.最初の光
何もないはずの掌。
淡い、
星の粒子。
「……え?」
5.共鳴拡散
空気が、
震える。
周囲のリリィたちの
動きが、
わずかに軽くなる。
6.リリィの異変
前線。
月白リリィが、
振り向く。
「……来てる」
剣が、
鳴る。
7.素手の防壁
アリアは、
前に立つ。
ノクスの衝撃。
だが――
弾かれた。
透明な、
壁。
8.観測不能
管制。
「装備反応、
ゼロ」
「なのに……
現象が起きてる?」
混乱。
9.合流
煙の中。
二人は、
再び並ぶ。
「……来たのか」
「うん」
短い、
それだけ。
10.背中合わせ
剣と、
何もない手。
だが、
呼吸は合う。
11.名前を呼ぶ
「アリア」
「リリィ」
同時。
12.瞬間
光が、
爆ぜる。
武器ではない。
二人の共鳴。
ラスト
ノクスは、
後退した。
戦場に、
静寂。
アリアの手には、
何もない。
それでも――
祈りは、
確かに
世界を守った。




