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星槍(せいそう)のアリア―祈りは刃に、想いは絆になる―  作者: 波浪


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第二部 第7話 ###「祈りは命令を越える」

1.遮断の向こう側


第七区。


制御信号は、

完全に途絶えていた。


だが――

《ルミナス・ノート》は

沈黙しない。


アリアの手の中で、

脈打つように光る。


(もう……

止められない)


2.単独救助行


「動ける人は、

私の後ろへ!」


アリアの声に、

迷いはない。


崩れた建物の中。


瓦礫を避ける光が、

“道”を作る。


3.部隊〈セレナ〉の変化


「……怖くない」


誰かが、

呟いた。


剣を持つ手が、

震えていない。


模倣型の共鳴が、

初めて“自分の意志”を

持つ。


4.迎撃


ノクスが、

再接近。


数は多い。


だが――

恐怖が、

広がらない。


「守るだけで、

いい!」


アリアの光が、

攻撃を逸らす。


5.“選ばれなかった力”


部隊の一人が、

前に出る。


「私、

やれるかもしれない」


一撃。


浅いが、

確かな傷。


ノクスが、

怯む。


6.第三区――再起


同時刻。


リリィは、

立ち上がっていた。


傷だらけ。


それでも――

背筋は、

伸びている。


「……借りは、

返す」


双剣を、

強く握る。


7.共鳴の兆し


切られたはずの共鳴。


だが。


微かな“ずれ”が、

再び重なる。


完全ではない。


それでも――

確かに、

繋がっている。


8.管制の混乱


「第七区、

生存率上昇!」


「撤退不能だった

部隊が……進行中?」


数字が、

常識を裏切る。


「これは……

支援じゃない」


「現象だ」


9.合流地点


瓦礫の交差点。


部隊〈セレナ〉と、

第三区のリリィ。


視線が、

合う。


一瞬の沈黙。


10.言葉はいらない


「……無茶したな」


リリィが、

低く言う。


アリアは、

小さく笑う。


「先輩も」


共鳴が、

完全ではないまま

重なる。


11.新しい戦い方


二人は、

並んで立つ。


刃と、

祈り。


前線と、

支援。


分断された役割が、

初めて一つになる。


ラスト


ノクスは、

撤退した。


殲滅ではない。


だが――

誰一人、

欠けていない。


星槍は、

高らかに鳴らない。


それでも、

確かに示していた。


祈りは、

命令よりも

強い。

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