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第二部 第1話「共鳴の先へ」

1.変わった視線


基地の通路。


すれ違う視線が、

以前とは違う。


敬意でも、

敵意でもない。


戸惑い。


「……支援特化型、か」


小さな囁きが、

耳に届く。


2.居場所の揺らぎ


アリアは、

歩みを止めかける。


(私は……

前線のリリィじゃない)


星槍は応えるが、

刃を持たない。


それは、

誇りでもあり、

孤独でもあった。


3.リリィの不在


格納庫。


アリアは、

一人だった。


「月白リリィは?」


「別任務だ」


短い返答。


胸の奥が、

少しだけ冷える。


4.新編成


会議室。


「天城アリアは、

新部隊へ配属する」


画面に映る、

数名の名前。


・適性低

・模倣型

・未覚醒


「……この人たちを?」


「彼女にしか、

扱えない」


5.拒否できない現実


「リリィは?」


「前線維持に必要だ」


理屈は、

正しい。


でも――

心は、

置いていかれた。


6.最初の共鳴


訓練場。


ぎこちない動き。


怯えた視線。


アリアは、

星槍を地面に立てる。


「大丈夫」


「一緒に、

呼吸しましょう」


光は、

小さく、

温かい。


7.芽生えるもの


模倣型の一人が、

驚いた声を出す。


「……痛くない」


共鳴は、

暴れない。


縛らない。


ただ、

寄り添う。


8.離れた戦場


一方――

前線。


リリィは、

ノクスを斬り伏せながら

思う。


(……遅い)


支援が、

来ない。


いや――

“来なくなった”。


9.不安の正体


「チッ……」


無傷。


それでも、

胸がざわつく。


(彼女がいない)


それだけで、

戦場が広く感じた。


10.選択の兆し


基地の空。


アリアは、

夕焼けを見上げる。


(私は、

前に進んでる)


(でも……

この先に、

先輩はいる?)


星槍が、

静かに震える。


ラスト


同じ夜空を、

別々の場所で

見上げる二人。


共鳴は、

途切れていない。


だが――

距離が生まれた時、

絆は試される。


第二部は、

“一緒に戦えない時間”から

始まる。

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