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親しみ

テスト終わりました!やっと解放された……( ^ω^)

「一緒に出掛けてくれるんだよね?」

「あぁ、そう言ったはずだ。いいなら俺は」

「ううん。嬉しいよ」


 帰り道、再度問うてくるのでぶっきらぼうに答えると慌ててメアが声をかぶせてくる。

 なんだか最近、メアが凄く懐いているように思える。友達にしては一緒にいる時間が長いというか、常日頃から隣にいるのはメアなのだ。俺と共にいてくれるのは嬉しいが、貴族たちとも交流をしなくては王子の役目は果たせないように思えるのだが、メアはそんなことは考えていないように見受けられる。

 うん、聞いて予想外の答えが来ても嫌だから気付かないふりしておこ。


「街に行ったことはあるの?」

「ここら辺はない」


 俺の答えにはてな顔で応える。ここら辺じゃないところは何処か暗に問うているんだろうな。俺とエーファ様の出会いさえ知っていないメアはそんなことは知らないだろう。隠しておけとも言われていないし、俺自身、話してもいいと思っている。

 話すか。


「教えてやろうか?」

「うん、聞きたい」


 目を輝かせてそう答えるメア。最近のメアは俺の知っている第二王子・メアの人物像と乖離してきている。意外と子供っぽかったりする。


「そうか。なら、夕食後にでも話す」

「え、今じゃだめなの?」

「端的に言えば一言で終わるけど、どうせメアのことだ。聞きたいことを訊きだすのだろう」

「うん。……うん、そうだね! 訊かせてもらうよ」


 呆けていた顔がみるみるうちに満面の笑みで満たされる。

 綺麗な顔の満面の笑みはやはり癒しだ。浄化される。美って美しいよな。


「じゃあ、僕はまた出かけるね」

「あぁ、じゃあな」


 俺が復帰してから数日間の用事は後回しにしていたようで、メアは今すごく忙しいらしい。本人は余裕だって言っているし、周りも見ている限りはやることは多くてもこなせているから大丈夫そうという印象らしい。だがしかし、俺自身無理がたたって色々やらかしたから、お詫びとお礼の意味も込めて最近はちょっとだけだが見守っている。

 俺のせいでもあるんだよな。あの後、俺関連でいろいろ動いてくれたみたいで、無理させた自覚はある。今度正式にお礼しなきゃな。

 そんなことを考えて自室に戻った。

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