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お出掛けの予定

お久しぶり(?)です。

いいねやブックマーク、評価をいつもありがとうございます。

更新できない期間にもしてくださっていたみたいで感謝です✨

 部屋がノックされ、メアの声が扉越しに聞こえる。


「リー、今大丈夫?」

「あぁ、今行く」


 連れ立って一階へと降りていく。時刻は21時過ぎ。そのため一階には人気はない。

 キッチンも言わずもがな、誰もいないので貸し切り状態だ。ほとんどが貴族で構成されているこの学校の生徒は大抵料理の腕はからっきし。普段から閑散としているキッチンは多分俺たちしか現状使っていない気がする。


「リーの好物って何?」

「今作っているだろう」


 最近のメアは待っているのが暇なのか料理中にも絡んでくる。俺としては慣れているとはいえ危ないから周りをちょろちょろしないでほしい。まあ、でも特に脅かしてきたり、邪魔をしたりはしていないので放置している。


「パスタ好きなの? なんだか意外」

「もう完成するから座っていろ」


 トマトと魚介などで作ったソースに茹で上がったパスタを加える。混ぜ合わせれば完成だ。魚介の種類によるけれど、ペスカトーレは結構簡単な料理だ。今日は時短したかったので魚介は手抜きできるものを選んだ。

 盛り付けが終わると日課になりつつある紅茶も入れる。ここで入れている紅茶は持参している茶葉だ。自分で厳選したのを使いたいので、職員の方に頼んでキッチンにも常時置かせてもらっている。


「いつ見てもリーの料理は美味しそうだよね」

「そうか」

「うん」


 給仕をすると目を輝かせて喜ぶもんだから、俺の努力も報われる。綺麗な顔のやつの満面の笑みって男女問わず癒し効果があるよな。


「ご馳走様。今日も今日とて美味しかったよ」

「お粗末様」

「リーが好きなのってペスカトーレだったんだね。僕も好きだよ」

「……そういう割には食べている姿を見たことないが」

「ここのって美味しくないんだもん。他の料理が美味しいなら仮令好きでもそっちを食べるよ。リーだってそうでしょ」

「あぁ」


 メアは結構好き嫌いがわかりやすい。食べ残すことはないが、好きなものの時と嫌いなものの時ではあからさまに反応が違う。直近だと、パンケーキ、グラタン、照り焼きチキン、チュロスが気に入っていたように見受けられた。甘いものが好きらしい。

 今回のペスカトーレも美味しそうに食べてくれた。好きなのは本当なのだろう。


「今週末、一緒に出掛けない?」

「いいのか?」

「あぁ、出掛けたことなかった? 週末とか長期休暇とかは外出申請書を出せば、学校の外に出られるよ」


 今の今まで抜け落ちていた。そういえば外出申請書なるものを出せば、外出は可能だった。アークさんやノアさんからもそう教えてもらっていたのに、そんなことに気を回している余裕がなかった。俺が外出していないということはエーファ様もここ一か月と半月、何処にも出かけられていないことを示すのでは。


「そうか」


 エーファ様って結構アウトドア派だから、絶対に窮屈な思いをしていたはず。専属執事失格だ。主の欲求も満たせないなんて。


「ふふ、最近のリーは表情豊かだよね。繊細で他人を慮ることができる」

「……褒めても何も出ないぞ」

「ううん、そういうのじゃなくて。リーって見た目は無表情で怖い印象があるけれど、話してみると意外と優しさに溢れてるから、皆、第一印象で決めつけるなんて、損しているなってふと思っただけだよ。他意はない」


 唐突に褒め言葉の数々を照れることなく伝えてくる。

 褒められるのも悪くはない。もし俺の表情がころころ変わるような奴なら今は絶対に赤面していると思う。結構恥ずかしかったりする。

 こうだから皆にモテるんだろうな。王子という身分をひけらかさずに対等に誰とでも仲良くできる。俺からしたら、お前の方がよっぽど優しいし、他人を慮ることができていると思うがな。恥ずかしいので絶対に言わないが。

テストはまだありますが、土日に入るのであげます。

土日は出掛ける用事があるので、更新できないかと……。すみません

火曜でテストは終わるので、それから徐々に書けるかと(-_-;)

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