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遭遇(内容変更なし)

「リヒト」


 今一番会いたくないやつと鉢合わせた。

 さっきあった出来事をまるっきり知らないメアは普通だが、さっきのディアの発言を聞いた俺は普通ではいられない。内心慌てふためいている。

 何がディアに勘違いを生ませたのかわからないうちは接近するのもよろしくないと判断した俺は早々に立ち去ろうとする。


「ねえ、ちょっと手伝ってくれないかな?」

「すまないが、ディアを追いかけている」

「ディアナちゃんはさっき、エーファと合流して女子会を開いていたよ。邪魔しない方がいいんじゃない?」

「そうか……」


 退路は防がれた。女子会はさすがに近寄れない。


「ということで僕の手伝いをしてよ」


 間髪入れずそう言うメアは言い訳を考える間も与えない。

 了承しないといけないやつだと理解して無駄な抵抗はやめる。行雲流水、後は野となれ山となれ。

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