布石
サブタイトル付けるの苦手なんですけど、数字では自分がわからないから頑張ってつけてます()
今回のも後からわかればいいなって感じなので、意味が分からなくても読んでいった先でわかってもらえたらなっていう私の希望的観測でつけました。他にいいのは思いつかない。。。
「次、メア君」
「はい」
メア様が呼ばれている。
クラスメイトの視線がそっちに行ったりこっちに来たり忙しない。
「最後はメア様のようね」
「えぇ、そうですね」
心配げにこちらを見ているが、目を細めて俺のできる精一杯の柔らかい表情をして同意する。エーファ様の心配には及ばない。
『彲の名のもとに 清光なる御身を以て突貫せん』
言葉を放つと彼の腕に巻き付くような形であった水が収束していき、一つの竜のような蛇のような何かを形作る。そいつがそのまま飛び出していき、気いかかるように突進して中心に大きな穴をあけた。
「かっこいい……」
「すっ、すごい! 大きな穴!」
「綺麗……!」
「……中級魔法」
俺とは違う意味で注目を集めている。
水属性か。エーファ様と同じだが、メア様の方が力強い印象がした。エーファ様は神々しさの方が強い感じがする。
「す、凄かったわね。私と同じ属性だなんて思えないわ」
「あそこまでの威力は見たことなかったです」
「そうね。お兄様もあんな感じに使えるのかしら」
エーファ様のお兄様には会ったことはない。あの後、ソアラ様は俺とエーファ様の出会った年の5月、約半年前に入学していたことを聞いた。(5月にソアラ様入学。同年の10月頃にエーファ様と出会った。その約一年半後、5月に自身ら入学)
会ってみたいとは思っているものの、まだこれでも入学二日目でこっちも忙しく、約束を取り付ける暇も気力もない。偶然会うならまだしも、自分からは当分動けなさそうだ。
「エーファ様もすぐにできるようになりますよ」
「あら、ありがとう。嬉しいわ」
精霊魔法のテストも終わった。お題もあったのとさっきのが結構いたくて、おざなりになってしまった自覚はあるが仕方ないと割り切った。
最後は先生の総評で締めくくられ、解散となった。次から本格的に授業が始まるそうで、一時間目の際にいた教室に集合とのこと。
視線は感じるが気にしたら負けだと自分に言い聞かせ、エーファ様に心配をかけないよう細心の注意を払う。そのまま更衣を済ませるとエーファ様とともに食堂で食事をした。




