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不安

一話目と二話目で結構うざい編集ミスをしていました。すみません(-_-;)

ご指摘いただきありがとうございます。

ここまで読んでくださっている方はわかると思いますが、修正で内容は変わらないのでこのまま読み進めてください。申し訳ないです。。

 朝からとんだ茶番に付き合わされた。げんなりとしながら登校する。

 両片思いならさっさとくっつけばいいのに、俺がいたからって慌てて間に入ってくるとか、思っていた第一印象と違って若干驚きはある。

 エーファ様にも教えよう。エーファ様なら言いふらすなんてことはしないだろうし、不安の種が減るのもいいことだし。

 そんな思いで待ち合わせ場所に向かった。


「あ、おはようございます、エーファ様。お変わりありませんか」

「おはよう、リヒト。えぇ、皆さんお優しく、不自由はなかったわ」

「それならよかったです」

「リヒトはどうだったの?」

「聞いちゃいますか? 実は___」


 リチャード先輩とハイドさんのことはすべて暴露した。夕食後のことから、朝のこと。兎に角全部。

 流石のエーファ様でも予想できなかったのか、驚きで目をぱちぱちさせている。


「そんなことがあったの……。私たちはひとまず安心ということね」

「そうですけど、迷惑でした。せっかく親身になって聞こうと思った矢先ですよ。……全部、あいつのシナリオ通りだったんです。最悪です」

「こら、口を慎みなさい。大変なのはわかるわ。私でも同じことを思ってしまうかも。でも、言葉は選びましょう。最悪なんて言葉より、幸せそうでよかったという気概でね」

「あ、すみません。つい本音が……。でも俺もよかったなとは思っているんですよ。ハイドさん、さっき話したみたいにちょっと愛が重たい生来があるから、拗らせずに済みそうで安心はしてます」


 エーファ様は優しい。注意する仕方も大らかに優しく言ってくれる。そしてその内容も理に適っている。

 マイナスではなくプラスに捉えようとするのはエーファ様の信条だ。俺もその考えには賛同しているが、つい出る言葉はマイナスを帯びていることが多いので、よくエーファ様には注意されている。

 最近は減ってきていたのに、環境が変わって気が抜けているのだろうか。


「そういえば今日は魔法の実践があったわよね。リヒトはどうするの?」

「あ、えっと……。大丈夫です。出られますよ」


 昨日を思い出す。

 今まで話した人たちは黒髪持ちでも普通に接してくれていた。でもそれが、闇属性ということを知っても変わらないという可能性はない。

 この国では昔、黒髪持ちの闇魔法使いが国中を巻き込む大事件を起こしたことで、黒髪と闇魔法は忌避されている。最もその時代を生きている人はもういないので、伝説染みたところはあるもののなくなったわけではない。

 それに黒髪の方はエーファ様のような一見すると黒く見えるが実際はネイビーみたいな人も大多数いるので、緩和されていっただけなのだ。だから黒髪でも話しかけてくる者は一定数いるだろう。だがしかし、漆黒のような黒髪、それに加えて闇属性だったら。完全にその伝承の人物と同じ特徴を持っている。そんな人間に好き好んで仲良くするような人はいない。

 いや、一人だけいるな。エーファ様くらいだ。12歳でそれを知ったのに、今まで一緒にいてくれた。


「俺はエーファ様がいれば大丈夫です」

「……そう。できる範囲で頑張りましょう」


 果たして俺はどこまでやれるだろうか。どこまで我慢できるだろう。どこまで___。

不安がっていく子が好きなので主人公はこれから少しずつ不穏な感じになっていきます。

ハピエンの予定ではある。

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