まさかの展開に私はもうプンプンです!
「お兄ちゃん……、返信まだかな……?」
ピロンッ♪
「あっ☆! お兄ちゃんからマインが来た♪」
「おっ♪ ついに来たか♪」
「えぇ、ようやくですわね♪」
それからしばらくすると、お兄ちゃんからようやくマインの返信が来て、私たちはひとまずホッとしていたの。
もし返信が来なかったらどうしようかと思ったよ……。ちょっと時間かかったみたいだけど、何かあったのかな?
「それじゃ……、メッセージの内容を見てみるね……」
「「どうぞどうぞ♪」」
そしてお兄ちゃんからメッセージが届くと、私は緊張した面持ちでその返信内容を見てみることにしたの。
「どれどれ……」
ゴクッ……!
「……はっ……?」
おそるおそるお兄ちゃんから届いた返信内容を見てみると、そこにはあまりにも予想だにしなかった内容が書かれていて、それを見た私はとてもショックを受け、沸々と怒りが込み上げてきたの。
「もぅ~! 何でこうなっちゃうのよ!?」
「琴音がめっちゃ怒ってる……」
「もしかして……、まさかお兄様に断られてしまったとかですか……?」
「ううん……、違うの……。お兄ちゃんも一応勉強会に参加してくれるみたいなんだけど、マインに書かれていた内容はそれだけじゃなかったの……。とりあえず2人もこのメッセージを見て……」
「うっ……、うん……。分かった……。それじゃ一緒に見よっか……」
「えぇ……、そうですわね……」
「「どれどれ……、えっ……?」」
凛ちゃんと星来ちゃんにもお兄ちゃんから届いたメッセージを見せてみたんだけど、2人はそれを見て目が点になっていたの。
やっぱりそういう反応になっちゃうよね……。2人のその気持ち、とっても分かるよ……。
ちなみにお兄ちゃんから届いた返信内容には、
『おぅ! もちろん俺も勉強会に参加するぜ! 凛と星来とも最近しばらく会っていなかったから、会えるのをとっても楽しみにしているぜ! あと、亜梨沙もこの勉強会に参加したいと言っているんだけどどうかな? 俺としてはぜひ亜梨沙も参加させてほしいと思っているぜ!』と書かれていたの。
何でお兄ちゃん森岡さんなんか誘っちゃうのよ!? あんな人別に誘わなくてもいいのに!
「うわぁ~……、これは琴音が怒るのも無理ないわね……」
「そうですわね……。亜梨沙さんがどんな方かは知らないですけど、名前から見て恐らく女の人であることには間違いないですし、琴ちゃんが怒るのも当然ですわね……」
「でしょ!? もぅ~お兄ちゃんが参加してくれるのは凄く嬉しいのに、どうして変なおまけまで付くのよ!? お兄ちゃんのバカ! むぅ~!」
お兄ちゃんから届いたメッセージを見た2人は私の気持ちに共感してくれて、私は嬉しさのあまりお兄ちゃんに対して怒りを爆発し、頬を膨らませていたの。
「変なおまけって……、そういえばその亜梨沙って一体誰のことなの?」
「言われてみれば確かに気になりますわね……」
「あっ、そっか。あの時名前を明かしていなかったから、2人が知らないのも当然よね。いいよ♪ それじゃその人が誰なのか明かすことにするね♪」
そして私は、亜梨沙という人が以前話していた提供クレジット同好会に新しく入ったお兄ちゃんの同級生でクラスメイトでもある森岡亜梨沙だということを凛ちゃんと星来ちゃんに話したの。
「えっ……? それってマ……?」
「うん、マ」
「どうやらマみたいですわね……」
「うわ~……、マジか……」
亜梨沙が誰なのか話すと、2人は衝撃のあまりただただ唖然としていたの。
「それにしてもまさか、提供クレジット同好会に新しく入った女の子って言うのが、その亜梨沙って人だったなんてね……。驚き以外の何物でもないよね……」
「えぇ……、そうですわね……。ただただ驚くしかないですわね……。亜梨沙さん……、いえここからは森岡さんとお呼びした方が良いですわね。念のため一度確認しますけど、その森岡さんこそが琴ちゃんのお兄様が作った提供クレジット同好会に新しく入った人でよろしいんですね?」
「うん、そうだよ」
「やっぱりそうですよね……」
星来ちゃんが何かを察したような気がするんだけど……。多分それで合っていると思うよ……。
「ん? 何か分かったの星来?」
「えぇ……。凛ちゃん、考えてもみてください。森岡さんは琴ちゃんのお兄様が作った提供クレジット同好会に新しく入られたのですよ。つまり、森岡さんも提供クレジットが大好きなんだということがよく分かります。そしてもし、琴ちゃんのお兄様と森岡さんが一緒にいられたら今回の勉強会がどうなるか分かりますよね……?」
「ごめん……、私も何か分かった気がする……」
あっ、どうやら凛ちゃんも何かを察することが出来たみたいね。
そうなの。凛ちゃんと星来ちゃんの予想通り、もし森岡さんまで今回の勉強会に参加することになると、恐らくお兄ちゃんと森岡さんによる提供クレジットワールドの結界が辺り一体に張り巡らされ、その結界に閉じ込められた私たちはただただ地獄の時間を過ごさなくちゃいけないのが目に見えていたの。
あとそれだけじゃなく、お兄ちゃんと森岡さんのイチャイチャしている姿を見るのが妹の私にとってはとても耐えられないもん!
「それで……、森岡さんも勉強会に参加させる? もし参加させるとなると多分悪夢の始まりが待ち受けていると思うけど、2人が別に良いなら一応オッケーするつもりだけど……」
「そうですわね……。確かに琴ちゃんの言う通り、悪夢の始まりが待ち受けていることには間違いありませんがそれも覚悟の上です。中々会える機会もありませんし、ここはぜひ一度会ってみたいですわね♪」
「だな♪ 森岡さんって人がどんな人なのか一度この目で確かめておきたいしね♪」
「あはは……、やっぱりそうなっちゃうよね……。うん、分かった♪ それじゃ、お兄ちゃんに森岡さんも勉強会参加オッケーだということをマインで伝えておくね♪」
森岡さんも勉強会に参加オッケーかどうか念のため2人に確認を取ってみると、凛ちゃんも星来ちゃんも一度会ってみたい思いが強かったのか森岡さんの勉強会参加をオッケーし、私はそのことをお兄ちゃんにメッセージを送ったの♪
つまりは凛ちゃんも星来ちゃんも恐怖心より好奇心の方が上回ったとういうわけね……。まあその気持ちは分かるから別に良いんだけどね! でもだからといって、凛ちゃんも星来ちゃんも森岡さんに対してとても興味津々になりすぎだからね! むぅ~!
ピロンッ♪
「おっ、琴音からマインが来た。どれどれ……」
昼休みの終わりが迫った頃、琴音から再びメッセージが届いたので俺はそれを見ることにした。
『お兄ちゃんに報告します♪
森岡さんのことについて話したら、凛ちゃんも星来ちゃんもぜひ一度会ってみたいらしく、森岡さんの勉強会参加をとても歓迎していたの♪(^o^) なので森岡さんの勉強会参加ももちろんオッケーだよ♪(^o^)』
「おっ、やった!」
「ん? どうしたの智也くん? 何だかすっごく嬉しそうな顔をしているね♪」
「おぅ! どうやら亜梨沙も勉強会に参加オッケーみたいだぜ!」
「えっ、嘘!? 本当に!? やった~、チョ~嬉しいんだけど☆!」
そして俺はとても嬉しくなりながら亜梨沙にも琴音から届いたメッセージを見せた。すると亜梨沙はそのメッセージを見てすっごく嬉しかったのか、顔を手で少し覆いとても感激していた。その気持ち、とっても分かるぜ!
「それじゃ智也くん、今度の週末の勉強会とっても楽しもうね♪」
「おぅ、もちろんだぜ!」
「「イェ~イ☆!」」
パチンッ☆!
そして俺と亜梨沙は嬉しさのあまり一緒にハイタッチをしていた。
(それにしても智也くんと一緒に勉強会か♪ ふふっ、何だかとっても幸せな気持ち♪ よし☆! その日はとっても可愛くオシャレし~ようっと♡)
「うぅ~……、絶望的な未来しか見えてこないよ~……」
森岡さんも勉強会参加が決まると、私はただただその場で嘆き続けていたの……。もうこうなったら、お兄ちゃんと森岡さんがイチャイチャするのを絶対に阻止してやるんだから~!




