表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
花守りの蝶  作者: 花言葉
とても迷惑な求婚
13/33

4

 しばらくして、蝶達は、集まった。

「花様、ききました。大変なことになったのですね」

「花様、俺に出来る事はします」

「花様、世界につてがある私なら何とかできるでしょう」

 三人は、順番にそう言って来た。

「ありがとう」

「それじゃあ、僕は、この国の内部から相手の弱点を探そうと思います」

 陽太がそう言って笑った。

「俺は、城下町に侵入してきます」

 才我は、少し遠慮がちにそう言った。

「私は、世界での手山国の地位や、うわさなどを、各国の人達に文で送ってもらう事にしますね」

 類は、そう言って、メガネを直した。

「みんな、ありがとう」

 花は、うれしくなって涙があふれた。

「私のミスなのに、みんな、協力してくれるなんて……」

「当然ですよ」

 類は、ウインクした。

「そうそう、でも、相手をまいてから、お礼を言って欲しいですね」

「そうですね、必ず成功するとは、言えませんからね」

「そうね、早すぎたわ、がんばりましょう」

「おう」

 みんな散り散りになって、いなくなった。

「良かったですね。蝶が頼りになる方々で」

 乙は、涙を流している。

「花様が、立派な花をやってくれていてうれしいです」

「花ね」

(蝶としては、死活問題なのかもしれないわ)

 花は、心の中でそう思っていた。大体、母の蝶だった方は、今、どうしているのかなどは、全く知らないのだ。

(花にとまらなかった蝶は、死ぬのかな?)

 少し怖くなった。後の二人が死ぬなど考えたくないからだ。

 蝶制度は、裏になにかあるのだ。

「さあ、花様、今日は、夜になったので、寝ることにしましょう」

 月明かりしか見えない時間になっていた。

「そうね」

 着物を着替え布団に入る。

(私、正しい選択ができますように)

 願いは、一つ、全員が幸せになる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ