ドラウとの遭遇
あとがきにてお詫びを書いておきます。
翌朝個室の方で朝食を取りながらノーマのお爺ちゃんが来るのをみんなで待っていたの。
「失礼します」
そう言って入ってきた男の人はお母様ぐらいの年齢の人で、ノーマのお爺ちゃんが来たことを知らせにきたわ。
「ありがとう」
そう微笑むとその男の人は私を見て何かボソっと言って去って行ったの。
「今の人……」
「どうしたのアルバロ?」
なんでもないですって慌てた感じで答えてきたわ。
私は知らない事だけど、今来た男の人が先の大戦の主謀者で主犯だったレグルスという人物だったわ。
宿屋の外に出るとノーマのお爺ちゃんが待っていて、後ろに雄牛の馬車が用意されていたの。
「またのご来店をお待ちしていますわぁ」
「うん、これる機会があったら必ずクレープを食べに行くわ」
高くそびえる城壁の出入り口まで到着すると、ノーマのお爺ちゃんが寂しそうな顔を見せてくるから、ギュッとしてホッペにチュってしてあげたら雄叫びをあげて喜んでくれたわ。
ヴィロームへの道程は順調に進んで、今晩野営をして明日1日歩けば到着というとこまで戻ったところで、アルバロが夕食の準備に取り掛かっていてそれをできるのを楽しみに眺めているクローロテースを見ていると、フィンが話しかけてきたわ。
「これで視察も終わりましたね。 あとはドラウの調査ですが、サーラさんたちが何か見つけてくれていればいいのですが……」
「そうね、一層の事今晩辺り出てきてくれればいいのにね」
「姫様それはそれで危険ですから!」
冗談よって笑いながら話をしていると、クローロテースができたよーって自分が作ったかのように呼んでくるから、フィンと顔を見合わせて笑っちゃったわ。
すっかり辺りは暗くなって、焚き火を囲いながらアルバロがスープをよそって渡してくれるわ。
「ん〜美味しぃぃ! アルバロって本当に料理上手よね」
「ララノア、それってそこはかとなく私の事を無能って言っているよね?」
だってクローロテース何もしてないじゃない! ……なんて言えないよねぇ。 私も何もしてないもん……
「私だって役に立つ所を見せてあげるんだから! 例えば、あそこからジッと見てる人がいるんだよ」
え!? ってクローロテースが指し示す方角を見ると確かに人影があって、見つかったからなのかその姿を見せてきたのだけど……
「なっ! ドラウ!!」
フィンがパンを投げ捨てて立ち上がりながら剣を抜いて私を守るように立って、アルバロは槍を掴んだと思ったらそのままドラウに向かって走り出して攻撃しだしたわ。
ドラウはアルバロの攻撃を躱しながら何かを訴えているように見えたのだけど、フィンも加わると余裕がなくなったのか2人の攻撃を必死になって躱し続けていたわ。
「ねぇララノア、なんであの人避けるだけで攻撃してこないんだろう?」
アッとクローロテースに言われて気がついたけど、フィンとアルバロ2人とも武器で攻撃しているのにドラウは避けているだけだわ。
そこでこの間漁師が襲われた話を思い出して、もしかしたらお腹が空いているだけなんじゃって思ったの。
「フィン! アルバロ! 攻撃をやめて下がって!」
突然の私の制止に戸惑いを見せたものの、2人は背中を見せないように後退して戻ってくきたわ。
「なんで止めるんですか!」
「いいからもっと下がって」
焚き火より更に下がってからドラウを見ると、襲ってくる事はなくて、その場で私たちの事を注意深く白い髪の隙間から伺ってきているわ。
「ちょっ! 姫様何を?」
私が一歩前に出て、焚き火の所にあるアルバロの作った夕食を手でどうぞってやると、ドラウが驚いた様子を見せた後少しづつ近づいてきて最初にフィンが投げ捨てたパンを拾うと口にし始めたの。
次に私によそってくれたスープのお皿に手を伸ばしてそのまま口をつけて一気に飲み干すと、アルバロやクローロテースの置いたパンを拾って食べ始めて、相当お腹が空いていたのがわかるわ。 あとローブだと思った服はボロ布を巻いただけの姿なのも焚き火によって映し出されるの。
その様子を見た私が更に一歩前に出て、警戒する顔を向けてきたドラウに、私を指差して、ドラウを指差した後にノーマのお爺ちゃんから貰った剣を地面に置いて手をパタパタさせてみたの。
「私たち、あなたと、戦うつもり、ないよ」
何度かそれを繰り返すと、ドラウが白い髪の毛を描き上げて顔全体が見えると、驚いたことに女性のドラウだったわ。 そして女のドラウが、自分を指差してから、私を指差して、腰の両方に吊るした剣を鞘ごと抜き取って地面に置くと、手をパタパタさせてきたわ。
「ほら! 戦うつもりはないって言ってるわよ!」
「イヤ、姫様、女のドラウであれば武器が無くても魔法が使えるんだから騙されるかもしれませんよ?」
「そ、そのぐらいわかっているわ!」
そうだったーー!
今朝方更新したつもりでしたが、更新ミスをしていることに気が使いないまま下書きを消してしまいました。
だいたいの内容のピンポイントは覚えていたので、記憶を頼りになんとか速攻で書き上げましたので、もしかしたらあとでおかしな点が出るかもしれませんが、その時はお許しください。
毎日楽しみに読んでくれている方たちにはご迷惑をおかけしました。 お詫びとして、あとでもう1話更新いたします。
これからも宜しくお願いします。




