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始まりは唐突に
暗い路地裏で、それは起きた。
対峙するは、パイプを持った大男と、中性的な人間。
「お前が・・・」
「黙れ」
「ガハッ」
ゴホゴホと咳き込む男に、容赦なくケリを打ち込む。
カラカラと、男の持っていたパイプが落ちた。
「ギャッ!た、助け、ゴハッ」
その言葉を最後に、男は息絶えた。
「はぁ・・・」
いつの間にか手に持っていたナイフをしまう。
息絶えた男は、今月で九人目の犠牲者。
「疲れた・・・。もう、こんなことしたくない。
だけど、あと少し、あと少しで・・・」
中性的な人間がポケットから出したのは、とある写真。
写真に写っている少年の名は、神守守。
次の、ターゲット。
「守と一緒に異世界転移!」から読んでいただいた方は初めまして。「フラワーズ!」から読んでいただいた方はこんにちは。
上裂麻織です。さて、早速二作目です。
いかがでしたでしょうか?
最初なので、短めです。
好評、批評等のコメントお待ちしております。