ガラクタな僕の心
<すべからず君の為に>
必然を運命と云うのなら
余りにも辛くて心が痛む
「ふざけるな」言い続ければ
いつか誰かが僕の思いを拾ってくれるなんて思っていない
格好悪くたって生きていける
空っぽのままでも明日は迎えられる
だから短い時を生きるには脆弱で臆病でも構わない
得た者は失う必然があるのなら
僕は何も望んだりはしない
だけど人は人の為に生きられる
この手を望む君がいるなら全てを差し出してここにいるよ
だから僕は笑っていられる
君に寄り添い時を紡いでいこう
それがほんの一時であったにしても君の為に生きよう
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<柔らかな君が好き>
柔らかい君の微笑みに心が和む
でもいつかそんな君も僕から離れてしまうのだろうか?
夏休みが終わってしまうように・・
だけど楽しい時間がほんの僅かでも人はそれを望んでしまう
楽しかった心の残骸は夏祭りの金魚のように
狭い水槽に閉じ込められる
だけど可哀相だからつがいで飼おうと君が言った時
見分け方が分からない僕らは笑った。
そして僕らは金魚を逃がしてあげたね
僕は柔らかな君の心が好きなんだ
だから変わらずにいて欲しいと願うんだ
君は僕の心のガラクタにならないで欲しいんだ
僕は君が好きで大切にしていたいから
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<栞>
人生が一冊の本だと言うなら僕は君とのページに栞をはさむよ
いつでも読み返せるようにしておきたいんだ
君には僕との事が幾つかある通過点の一つだったとしても
僕は構わない
嫌、そう思えるぐらい僕を包んでくれた君の笑顔に感謝してる。
いつか振り返る瞬間がある時
僕の傍に君はいてくれるだろうか?
不安定な僕の心がつく嘘に君が傷つかないように
素直になるよう努力してるんだ
だから栞は君を繋ぎとめる僕の鎖なんだ
優しい心を忘れずにいる為に僕は君とのページを読み返すんだ
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<白い道>
泣いてなんかいないと言う君の目は真っ赤で
怒って拗ねる君はとても可愛い
ごめんね
心配させたくなかっただけなんだよ
風邪なんか君にうつしちゃ申し訳ないだろ
僕は本当に丈夫だから大丈夫だと思ってたんだよ
心配してくれる君にそう言ってあげたいよ
だけど熱で意識は飛んでいく
そうして君の白い手は僕を眠りに誘い目を閉じる
君の作ってくれたものはどれも僕の胃袋を満たすね
だけと暖かくて湯気で瞳が曇って困りものだね
ありがとう
甘えることも覚えなきゃいけないね
薬だって君の前なら苦くても飲めるよ
明日元気になったら必ず言うから待っていて
会いたかったと素直に告げるんだ
ガラクタの隅に隠れていた
僕の偽りのない気持ちを君には伝えられるから
新しい白い道を君と歩んいこう
こんな機能があったんだ!
おいら、今気づいた。
早速ですが使ってみました。