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海を歌う愉快な黒板

花瓶の中の一輪のチューリップ

作者: 海之本

私を置いてどこに行く?

弱り果てたそのからだで

何を求めていたのだろう


ひと時の美しさ 

それも消え

今はもう 哀れな姿だけ


一番近くにいたのに

何もしなかった

儚さも 貴さも

水に浸していれば 分かっていると


私を置いてどこに行く?

行く場所なんてないはずだろう

ここにいればいい ずっと


鮮やかな色も くすんでいる

その肌に触れてみれば

冷たい音が 静かに響く


何もしなかったわたしをゆるさなくとも

もう一度だけ

咲かせて見せて

その儚さの 強い輝きを


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