表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/34

(三)-13(了)

「本当ですか? 山我さんから三十分程前に電話がありまして、審査はもう終わり、後は電話するだけだって。恐らく十三時ちょうどに電話があったと思いますけど……」

 全員が部屋の端の古時計を見る。時刻は既に十三時を過ぎていた。

「えっ」

 神先生が声を上げた。

「でもうちの電話、鳴りませんでしたよ」

 幸恵が鼻をつまみながら言った。

「最近は携帯電話に架けることが多いですよ。私も協会から先生の連絡先を尋ねられたとき、携帯の番号をお伝えしておきましたので。かかって来ませんでしたか」

「あ、さっきの!」

 神先生と幸恵が、顔を見合った。

 すると、テーブルに置かれた先生の携帯電話が再び震え始めた。

 一堂は「あっ」と声を上げて、テーブルの上の携帯電話を見た。


(了)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ