表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/34

(三)-6

 そして六人がいる部屋の中で、最終的に合計五人の視線が、残る最後の一人にぶつけられることになった。

 その対象は何食わぬ顔で醤油を付けたカッパ巻きの一片を箸でつまんで口に運んでいる、神和泉先生その人であった。

 残りの五人は、先ほどまでの笑顔を全面的にキャンセルし、めいっぱい皺を寄せたしかめ面を作りつつ、鼻を手で押さえていた。

「ちょっと私、失礼。おトイレへ……」

 そう言ってまず立ち上がって部屋を出たのは池上である。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ