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(二)-14

「聞いたよ、先生。茶川賞だって? おめでとう! 今からお祝い持っていくから。何がいい」

「お祝いだなんて、そんなのいいから」

「何言ってるんだい、先生は大事な常連さんなんだから。何よりめでたいことだし、いいよ、何でも言ってよ」

 黒電話の受話金の音は、ぴったりと神の耳に付けられて音が漏れてはいなかった。しかし、神の会話の様子により、その相手が誰なのかは、すでに中年の域を超えつつある神の二人の子どもたちには判明していた。神の目が二人の兄妹に投げかけられると修一はすかさず「エビチリがいい」と言った。


(続く)

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