表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Hate or Fate?  作者: たきかわ由里
92/232

23-6

 そこから続く、各メンバーからのベルノワールに入ってどんな印象か、とか、好きな曲はどれ、なんかの質問。宵闇からの質問は「好きなアーティストは?」だった。「本間大嗣さん」って答えた後の沈黙は筆舌に尽くしがたい。ツイッターで本間さんの素晴らしさを語ってやるしかねぇな。

 綺悧が、俺がいろんなアーティストのサポートをやってることも伝えてくれる。ツイッターでその情報もツイートするから、フォローして下さいね、とも。上手い具合にフォロワー増に繋がるようにしたな。

 俺の話題が終わると、ライブの告知。Monster's Foolish Nightと来月の2days。

「夕、布団入ってもいか?」

「は?」

 何を突然言い出したか、この男は。

「冷えないか?」

「あー、ちょっと肌寒いな」

「布団かぶる」

 そう言って、宵闇は布団に潜り込む。お前、俺んち来るの2回目だぞ。ま、俺は初回であいつのベッド陣取ったし、いいか。許そう。

 綺悧は慣れた感じで進行を務める。実際に収録してる時は何とも思わなかったけど、客観的にこうやって聞くとまた感じが違うな。綺悧は素の可愛いキャラを程よく生かして明るいトークでやってる。

 朱雨はそれに茶々を入れる役。礼華は2人から振られると、穏やかに答える。

 宵闇は、あんまり話さない。大事なところだけ押さえる感じだ。

 なかなかバランスいいな。俺の立ち位置はこんな感じでいいのかな。右も左もわからなかったから、今回は聞かれることにだけ答えてたけど。そのうち、メンバーともっと近付ければ、自然に立ち位置も決まるだろう。

「夕、寒くないか?」

 宵闇が俺の服の裾をひっぱる。寒がりだな、こいつ。俺はビール呑んだからそこまで寒くはない。けど、ちょっと足元冷えるな。靴下脱ぐんじゃなかった。

「足冷えて来たわ」

「入れよ」

「こたつかよ」

 宵闇にデコピンして、俺も足をこたつ…じゃない、ベッドにつっこむ。

 ライブの告知が済むと、リリース情報。シングルの発売日は11月6日。それにくっ付いて、インストアイベント東名阪の強行軍のお知らせ。

「この日程キツいよなぁ。東京はいいけど、大阪名古屋同日って」

 大阪は10時開始、名古屋は16時開始だ。かなりハードな一日になりそうだ。ただでさえ、ファンとのコミュニケーションなんかしたことなんかないから、この2日でだいぶ消耗する予感がする。

「そこしか日程取れなかったからな」

「まぁ、俺んとこなんかそんなファン来ないよな」

 インストアイベントの内容は、一部がトークライブ、二部がチェキ&サイン会だ。各地限定された人数しか入場できないし、二部はメンバー一人しか選べない設定だから、他のメンバーよりは楽に違いない。

「どうだろうな? お前、綺麗だから」

「き…」

 綺麗? 俺が? 知らん。でも、顔ファンを差別する気はないよ。そういう部分が大きいジャンルでもあるし、そこから俺のプレイを好きになってくれたり、俺を通して音楽そのものを好きになってくれるかもしれないしな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ