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そこから続く、各メンバーからのベルノワールに入ってどんな印象か、とか、好きな曲はどれ、なんかの質問。宵闇からの質問は「好きなアーティストは?」だった。「本間大嗣さん」って答えた後の沈黙は筆舌に尽くしがたい。ツイッターで本間さんの素晴らしさを語ってやるしかねぇな。
綺悧が、俺がいろんなアーティストのサポートをやってることも伝えてくれる。ツイッターでその情報もツイートするから、フォローして下さいね、とも。上手い具合にフォロワー増に繋がるようにしたな。
俺の話題が終わると、ライブの告知。Monster's Foolish Nightと来月の2days。
「夕、布団入ってもいか?」
「は?」
何を突然言い出したか、この男は。
「冷えないか?」
「あー、ちょっと肌寒いな」
「布団かぶる」
そう言って、宵闇は布団に潜り込む。お前、俺んち来るの2回目だぞ。ま、俺は初回であいつのベッド陣取ったし、いいか。許そう。
綺悧は慣れた感じで進行を務める。実際に収録してる時は何とも思わなかったけど、客観的にこうやって聞くとまた感じが違うな。綺悧は素の可愛いキャラを程よく生かして明るいトークでやってる。
朱雨はそれに茶々を入れる役。礼華は2人から振られると、穏やかに答える。
宵闇は、あんまり話さない。大事なところだけ押さえる感じだ。
なかなかバランスいいな。俺の立ち位置はこんな感じでいいのかな。右も左もわからなかったから、今回は聞かれることにだけ答えてたけど。そのうち、メンバーともっと近付ければ、自然に立ち位置も決まるだろう。
「夕、寒くないか?」
宵闇が俺の服の裾をひっぱる。寒がりだな、こいつ。俺はビール呑んだからそこまで寒くはない。けど、ちょっと足元冷えるな。靴下脱ぐんじゃなかった。
「足冷えて来たわ」
「入れよ」
「こたつかよ」
宵闇にデコピンして、俺も足をこたつ…じゃない、ベッドにつっこむ。
ライブの告知が済むと、リリース情報。シングルの発売日は11月6日。それにくっ付いて、インストアイベント東名阪の強行軍のお知らせ。
「この日程キツいよなぁ。東京はいいけど、大阪名古屋同日って」
大阪は10時開始、名古屋は16時開始だ。かなりハードな一日になりそうだ。ただでさえ、ファンとのコミュニケーションなんかしたことなんかないから、この2日でだいぶ消耗する予感がする。
「そこしか日程取れなかったからな」
「まぁ、俺んとこなんかそんなファン来ないよな」
インストアイベントの内容は、一部がトークライブ、二部がチェキ&サイン会だ。各地限定された人数しか入場できないし、二部はメンバー一人しか選べない設定だから、他のメンバーよりは楽に違いない。
「どうだろうな? お前、綺麗だから」
「き…」
綺麗? 俺が? 知らん。でも、顔ファンを差別する気はないよ。そういう部分が大きいジャンルでもあるし、そこから俺のプレイを好きになってくれたり、俺を通して音楽そのものを好きになってくれるかもしれないしな。





