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Hate or Fate?  作者: たきかわ由里
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10-5


「あー? どこが!」

「もう、会話が完全に付き合ってるね」

「付き合ってねーし」

「はいはーい」

 適当な返事をして、持参してきたドライヤーをバッグから引っ張り出し、リュウトくんは髪を乾かし始める。

「帰りに手羽先ね。俺、場所わかってるから連れてってあげるよ」

「お…おう」

「彼氏喜ぶねぇ」

「彼氏やめろって」

 俺の反応を面白がってるだけだな、リュウトくん。何か不敵に笑ってるぞ。ほっといてシャワー浴びて来よう。

「どんなヤツなの、宵闇くんって」

「どんな?」

 バッグから下着を探しながら、ちょっと考える。

「ワンマンでチャラいクールなヤツかと思ったら、結構熱いベーシスト、ってとこかな」

 まとめるならこんなとこだろう。

「ギャップ萌えってヤツだ」

「萌え!? ないわ、マジで」

 あいつのどこに萌えるってんだよ。いかにリュウトくんと言えどこれは付き合い切れねぇ。

 ベッドに置かれてる寝間着を取って風呂に向かう。明日に備えてとにかく早く寝て、今日の疲れはとっとかないとな。

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