一般異世界なろうを脱却するには
一般的な異世界転生系のなろう小説とは以下の要素にて構成されている
[箇条書き]
:インキャ
:インキャ特有の早口
:常時黒服
:漢字多用
:存在しない苗字
:ゆうと
:適当な理由で転生
:チートスキル(先天、後天関係なく)
:ラフな世界観
:男を見る目の無いチート美少女によるハーレム
:出会って3秒で即落ち
:なぜか主人公の意見に寛容な王族
:異次元空間式アイテムボックス
:バエルレベルに稚拙な敵軍の策略
:包囲殲滅陣
:都合のいいダンジョン
etc...多すぎる
[整理してみた]
:陰キャな主人公
:俺TUEEEE主人公御用達の黒服
:都合のいい人間関係(敵味方含む)
:魅力のない量産型ヒロイン
:ふわふわした世界観
:便利な設定
:ノーガードキャラパワー殴り合いの戦争
:鼻につくセリフ
主人公まわりだけでもこれぐらいある
一般的になろうのここが悪いと言われている部分だ。
だがここまで欠点が明白ならば単純に反転させてみたら面白いのでは無いか?
[反転]
:陽キャ小太り主人公
:硬派な服
:常に逆境に置かれている主人公一向
:魅力的なヒロインor特徴的なヒロイン
:作り込まれた世界観
:不便な設定
:智謀策略の応酬による戦争
:当たり障りのないセリフ
...ちょっと読んでみたいがこれだとインパクトに欠ける
一つここで気づいたことがある
なろうの欠点はインキャ主人公でも俺TUEEEEでもなく、詰め込みすぎた便利設定にあるのではないか?
適度に一般なろう設定を差し込んだりしてみよう
:空気を読む主人公
:悪目立ちせず、だが印象に残る服
:緩急のあるストーリー
:麦わらの一味のようなキャラ分け(これがバランスいい気がしてきた)
:根幹のしっかりとした世界観
:不便すぎず、適度な主人公補正
:キャラ毎にもつ特技を用いた戦略
:迷ゼリフではなく、適度に放り込まれる名ゼリフ
少し物語に起こすのが難しいがこんなものだろう
-100を反転して+100にしてはそれはそれで胃もたれをしてしまうのは当然だった。適度に慣らした設定が至高であろうと思える。
[結論]
ラフ過ぎてもハード過ぎても読者は辟易としてしまう
目指すべきはちょうどいい緩急。キャラを立たせるなら何かを落とすなどバランスを取っていくべきである。ただ味方キャラを立たせるために敵キャラを落とすことはしてはならない(戒め)